2026年9月21日月曜日

メガバンクを長期保有しているのに、なぜ信用でも買うのか|小さな戻りを株数で利益に変える

私は三井住友フィナンシャルグループと三菱UFJフィナンシャル・グループを、現物株として長期保有しています。

その一方で、同じ銘柄を信用でも短期売買しています。

直近1か月でも、メガバンクでは次のような取引をしました。

銘柄 買付 返済 株数 実現利益
三井住友FG 8/3 約6,635円 8/6 約6,764円 2,000株 +254,267円
三井住友FG 8/10 6,655円 8/12 約6,810円 2,000株 +308,621円
三井住友FG 8/19 約6,672円 8/26 約6,739円 10,000株 +635,039円
MUFG 8/20 約3,448円 8/21 3,514円 10,000株 +658,261円

三井住友FGだけで3回、合計+1,197,927円

MUFGを合わせると、実現利益は約185万6,000円になりました。

それだけ現物でメガバンクを持っているのに、なぜさらに信用でも買うのか。

今回は、長期保有をしながら、同じ銘柄を短期売買もする。そんな話です。

長期保有する現物株と、短期売買に使う信用取引の考え方をまとめたイメージです。

長期保有しているからこそ、短期売買もしやすい

三井住友FGやMUFGは、普段から株価だけでなく、決算や利益、配当、金利環境まで継続して見ています。

そのため、株価が大きく下がると、

「この水準なら少し安いのではないか」

という感覚を持ちやすい。

知らない銘柄の急落を見つけて飛びつくのとは違います。

長く見ている銘柄だからこそ、普段の株価との違いにも気づきやすく、下落の背景も判断しやすいと思っています。

これが、長期保有銘柄を短期でも売買する一番大きな理由です。

相場全体の急落なら買いやすい

特に信用買いを入れやすいのが、相場全体の急落でメガバンクまで一緒に売られた時です。

三井住友FGやMUFGは業績が伸びています。

会社固有の悪材料ではなく、相場全体につられて株価が下がっているのであれば、自分としては買いやすい。

もちろん、買った後にさらに下がることはあります。

ただ、業績の前提が崩れていなければ、その後のリバウンドは十分狙えると考えています。

つまり、底値を当てる必要はありません。

多少早く入っても、戻りを待てる銘柄を選ぶ。

メガバンクの短期売買では、この考え方を重視しています。

1万株でも狙ったのは67円の戻り

8月19日の三井住友FGでは、株価に値ごろ感が出たところで合計1万株まで買いました。

平均買値は約6,672円です。

この時点でも信用倍率は120%以上あり、まだ余力がありました。

株価水準、業績、信用余力。

この3つを見たうえで取ったポジションです。

そして8月26日、平均約6,739円で全株返済しました。

値幅はわずか約67円

それでも実現利益は+635,039円になりました。

ここが、大きなポジションを取る理由でもあります。

大きな値幅より、株数で利益額を取る

私がメガバンクの短期売買で狙っているのは、何割もの上昇ではありません。

1万株なら、50円上昇で50万円。
100円なら100万円。

これだけでも十分な利益額になります。

MUFGの今回の取引も同じでした。

8月20日に平均約3,448円で1万株を買い、翌21日に3,514円で売却。

値幅は約66円ですが、実現利益は+658,261円です。

短期間で大幅高になる銘柄を探す必要はありません。

業績が伸びていて、下落後の戻りを狙いやすいと考える銘柄なら、

大きな値幅を待つより、株数を取る。

これが自分のメガバンク短期売買のやり方です。

現物は長期、信用は短期

同じメガバンクでも、現物と信用では役割を分けています。

現物=長期保有
信用=短期の値幅取り

現物株は、業績や配当を見ながら保有を続ける。

信用分は、値ごろ感が出れば買い、戻れば売る。

長期保有しているからこそ、その短期的なチャンスにも気づきやすいという関係です。

まとめ

現物で長期保有しているメガバンクを、信用でも短期売買する。

一見すると不思議に見えるかもしれませんが、自分の中では自然につながっています。

普段から見続けているから、値ごろ感を判断しやすい。

業績が伸びている間は、相場全体の急落でもリバウンドを狙いやすい。

大きな上昇を狙うのではなく、株数を取り、小さな戻りを利益に変える。

これが、長期保有しているメガバンクを信用でも買う理由です。

2026年9月18日金曜日

決算急落10銘柄を拾って約169万円の利益|10%超下落後の短期反発を狙った

【タイトル】

2026年7月末から8月にかけて、決算発表後に株価が10%以上急落した銘柄を次々と購入しました。

狙ったのは、急落後の短期的な反発です。長期保有を前提に買ったのではなく、数日後に株価が少し戻したところで利益確定する取引を繰り返しました。

今回取り上げるのは、すでに利益確定まで完了した10銘柄です。実現利益は、手数料を差し引いて合計168万6,947円になりました。

この記事のポイント
・東証プライム上場銘柄に限定
・業績そのものは悪くない銘柄を選別
・決算後に10%以上急落したところで購入
・短期反発で10銘柄、合計168万6,947円を利益確定
今回の集計について
同じ時期に購入し、現在も保有している銘柄があります。この記事は一連の取引全体の成績ではなく、利益が確定した取引だけを抜き出した記録です。

急落銘柄を買うときに決めた3つの条件

決算後に10%以上下落した銘柄を、無条件で買ったわけではありません。

今回、購入対象にした基準は次の3つです。

  • 東証プライム市場に上場している
  • 決算を確認しても、業績そのものは悪くない
  • 決算発表後に株価が10%以上急落している

業績悪化によって売られた銘柄ではなく、市場予想に届かなかったことや、事前の期待が高すぎたこと、材料出尽くしなどで売りが集中した銘柄を選びました。

プライム上場銘柄に限定したのは、ある程度の規模と売買量があり、急落後に資金が戻る可能性が比較的高いと考えたためです。

きっかけはディスコの決算急落

最初の取引は、半導体製造装置メーカーのディスコでした。

ディスコは7月23日の決算発表後、翌24日に株価が約12%下落しました。4~6月期の業績は好調でしたが、7~9月期の会社予想が市場の期待に届かなかったことが嫌気されたようです。

決算そのものが大幅な減収減益だったわけではなく、高すぎた期待とのずれで売られた形でした。

そこで7月24日に6万1,070円で100株を買い、翌営業日の7月27日に6万2,520円で売却しました。

その後、株価が再び下落したため、7月28日に5万5,900円で100株を買い直し、7月31日に5万8,670円で売却しました。

ディスコの取引結果
2回の取引による実現利益は、 +417,787円 でした。

この取引をきっかけに、同じように決算後に大きく売られたプライム銘柄を探し、短期反発を狙うようになりました。

8月は決算急落銘柄を次々と購入

8月に入ると決算発表が本格化し、1日で10%以上下落する銘柄がいくつも出てきました。

その中から、業績そのものは悪くないと判断して購入し、利益確定まで完了した取引は次のとおりです。

銘柄 決算後の下落率 購入日 売却日 実現利益
ディスコ 約12% 7月24日・28日 7月27日・31日 +417,787円
日東紡績 約11% 8月6日 8月12日 +122,281円
荏原実業 約13% 8月6日 8月13日 +89,862円
エムスリー 約12% 8月7日 8月10日 +53,727円
ユーザーローカル 約17% 8月7日 8月14日 +81,646円
富士フイルムHD 約15% 8月7日 8月13日 +120,799円
三菱瓦斯化学 約15% 8月10日 8月12日 +141,825円
サイバーエージェント 約15% 8月10日 8月20日 +198,747円
三井金属 約13% 8月10日 8月12日 +211,444円
メック 約13% 8月12日・14日 8月17日 +248,829円
合計 +1,686,947円

※スマートフォンでは、表を左右にスクロールできます。

保有期間は、短いもので1営業日、長いものでも10日程度でした。

10銘柄すべてで大きな上昇を待ったわけではありません。急落後に数%戻したところで売却し、次の取引へ資金を回しました。

上方修正でも株価は急落する

今回購入した銘柄を振り返ると、株価が急落した理由は、単純な業績悪化だけではありませんでした。

三菱瓦斯化学は通期予想を上方修正しましたが、修正後の数字から計算した下期の見通しが弱いと受け止められ、株価は約15%下落しました。

三井金属も業績予想を上方修正しましたが、市場予想には届かず急落しています。メックも上方修正を発表したものの、材料出尽くしと判断され、一時はストップ安まで売られました。

業績が改善していても、事前の期待がさらに高ければ株価は下がります。

今回は、会社の業績そのものが大きく崩れた銘柄ではなく、期待とのずれによって短時間に売りが集中した銘柄を中心に購入しました。

底値ではなく、小さな反発を狙った

購入時に考えていたのは、「ここが底値だ」と当てることではありません。

決算直後は売買が集中するため、10%以上下落した後も、さらに株価が下がることがあります。実際、ディスコは最初の売却後に再び下落し、メックも最初の購入後に追加で買っています。

そこで今回は、大きな上昇を待たず、数%戻したところで売却しました。

利益を最大限まで伸ばすより、短期間で利益を確定し、資金を次の決算急落銘柄に回すことを優先しました。

特に8月は決算発表が集中していたため、1銘柄を長く保有するより、反発した銘柄から順番に売却する方が動きやすいと考えました。

10銘柄で約169万円を利益確定

今回、最も利益が大きかったのはディスコの41万7,787円でした。

続いてメックが24万8,829円、三井金属が21万1,444円、サイバーエージェントが19万8,747円となっています。

10銘柄すべてを利益が出た状態で売却でき、実現利益の合計は +1,686,947円 になりました。

今回の取引で残った注意点
これは利益確定まで完了した取引だけの結果です。同じ基準で購入して現在も保有している銘柄があるため、この数字だけで今回の取引全体を評価することはできません。

また、当時の相場環境が比較的強く、急落銘柄にも資金が戻りやすかったことは、今回の結果に影響していると思います。

まとめ

7月末から8月にかけて、決算発表後に10%以上急落した銘柄を購入し、短期反発したところで利益確定する取引を繰り返しました。

対象にしたのは、東証プライム市場に上場し、決算を確認しても業績そのものは悪くないと判断した銘柄です。

利益確定まで完了した10銘柄の実現利益は、合計168万6,947円でした。

好決算や上方修正でも、市場の期待に届かなければ株価は大きく下落します。今回は、その急落を拾い、大きな上昇を待たずに売却する方法がうまく機能しました。

現在も保有している銘柄については、売却が完了した段階で改めて振り返りたいと思います。

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2026年9月15日火曜日

2026年8月の売買実績を振り返ります。

7月は37銘柄を売買し、実現損益は約1,535万円となりました。

8月の実現利益は、

7,271,187円。

約727万円です。

7月と比べると、利益額は半分以下になりました。

それでも、三井住友FGや三菱UFJを中心に、商社、自動車、半導体・電子部品関連など、幅広い銘柄で利益を確定しています。

利益を出した銘柄は34銘柄でした。

そして8月を振り返ると、月の前半と後半で売買の勢いにかなり差があります。

上旬から中旬にかけては、決算発表後に急落した銘柄を拾い、その後の反発で利益確定できた取引が多くありました。

一方、下旬に入ると、そうした取引がうまく噛み合わなくなり、利益確定だけでなく売買そのものが低調になっています。

この記事のポイント
・8月の実現利益は約727万円
・利益確定した銘柄は34銘柄
・最大利益は三井住友FGの約120万円
・上旬・中旬は決算急落銘柄を拾う取引が機能
・下旬は利益確定も売買件数も減少

7月・8月の取引を比較

まずは前月と比較します。

区分 2026年7月 2026年8月
実現損益 約1,535万円 約727万円
利益確定銘柄 37銘柄 34銘柄
信用新規買い 92件 133件
信用返済売り 202件 137件

※信用取引は約定件数です。

利益額は7月の約1,535万円から約727万円へ大きく減りました。

ただ、7月は太陽誘電だけで約487万円の利益がありました。

一方、8月は最大の三井住友FGでも約120万円です。

8月は、特定の1銘柄で大きく稼いだというより、多くの銘柄で利益を積み上げた月でした。

信用新規買いは7月の92件から133件へ増加。

決算発表後に大きく下げた銘柄を買い、その後の反発で返済する取引が、前半では比較的うまく機能しました。

8月利益貢献ランキングTOP5

8月中に確定した利益を銘柄別に合算しました。

順位 銘柄 実現利益
1 三井住友FG 約120万円
2 三菱UFJ FG 約66万円
3 丸紅 約37万円
4 NTT 約30万円
5 トヨタ自動車 約29万円

上位5銘柄の合計は約281万円。

8月の実現利益約727万円の4割弱です。

6位以下にも、メック約25万円、富士通約25万円、INPEX約25万円、関東電化工業約23万円、野村マイクロ・サイエンス約22万円と続きました。

※8月の実現利益、利益確定銘柄数、利益上位銘柄と月内の売買傾向をまとめたものです。

三井住友FGで約120万円

8月で最も利益が大きかったのは、三井住友フィナンシャルグループでした。

実現利益は、

1,197,927円。

約120万円です。

現物では長期保有していますが、信用取引では短期売買も行っています。

8月も下落した場面で信用買いを入れ、反発したところで順次利益を確定しました。

一度に大きく売るのではなく、複数の建玉を分けて返済する取引が中心でした。

三菱UFJでも約66万円

2位は三菱UFJフィナンシャル・グループ。

実現利益は、

約66万円。

こちらも現物保有とは別に、信用取引で短期売買しています。

8月後半にまとまった利益確定があり、三井住友FGと合わせると、メガバンク2銘柄で約186万円の利益になりました。

銀行株は、8月も利益の中心の一つでした。

丸紅、NTT、トヨタも利益に貢献

3位以下はかなり接戦です。

丸紅が約37万円、NTTが約30万円、トヨタ自動車が約29万円。

いずれも、一度の取引で大きな値幅を狙ったというより、下落したところを買い、反発したところで返済する取引です。

8月は決算発表後に大きく下げた銘柄を拾う場面が多く、こうした大型株でも短期間の反発を狙った売買を繰り返しました。

特にトヨタは、下落局面でまとまった株数を買い、その後の戻りで複数回に分けて利益を確定しています。

丸紅やNTTも同じように、株価が下げた場面で信用買いを入れ、戻ったところで返済しました。

私の場合、短期売買では、

「下がったところを買って、戻れば売る」

というパターンが多くなっています。

チャートをきれいに読んでいるわけではありません。

決算急落銘柄を拾えた上旬・中旬

8月の売買を上旬・中旬・下旬に分けると、利益確定のペースにはかなり差がありました。

期間 実現利益
8月上旬 約241万円
8月中旬 約340万円
8月下旬 約147万円

最も利益が大きかったのは中旬です。

上旬から中旬にかけては、決算発表後に株価が大きく下げた銘柄を拾い、その後の反発で利益確定できた取引が比較的多くありました。

業績そのものが致命的に悪いわけではないのに、決算内容への失望や期待との差で大きく売られる銘柄があります。

そうした急落場面で買い、短期間で戻ったところを売る。

8月前半は、この取引がうまく噛み合いました。

メック、富士通、関東電化工業、野村マイクロ・サイエンスなどでも利益を確定しています。

中旬だけで約340万円。

月間利益の半分近くを、この期間で積み上げました。

下旬は売買そのものが低調に

一方、下旬に入ると流れが変わりました。

実現利益は約147万円。

上旬・中旬と比べると、かなりペースが落ちています。

大きかったのは、利益率が悪化したというより、利益確定できる売買そのものが減ったことです。

前半に機能していた、

「決算急落銘柄を拾って、反発で売る」

というパターンが、下旬ではうまく噛み合わなくなりました。

新しく買っても短期間では戻らなかったり、そもそも狙いたい急落銘柄が少なかったりして、売買そのものが低調になりました。

月前半と比べると、明らかに勢いは落ちています。

8月を振り返ると

8月に利益を確定した銘柄は34銘柄。

最大利益は三井住友FGの約120万円でしたが、それ以外は20万円、10万円、数万円という利益の積み重ねです。

ただし、そのペースは月を通して一定ではありませんでした。

上旬・中旬は決算急落銘柄を拾う取引が機能。

下旬は同じような取引機会が減り、利益確定も売買件数も減少しました。

月間利益の727万円という数字だけを見るより、前半と後半の違いまで振り返った方が、8月の売買実績をよく表していると思います。

まとめ

2026年8月の実現利益は、

7,271,187円、約727万円

でした。

利益を確定したのは34銘柄。

最大利益は三井住友FGの約120万円で、三菱UFJの約66万円、丸紅の約37万円、NTTの約30万円、トヨタ自動車の約29万円と続きました。

8月前半は、決算発表後に急落した銘柄を拾い、その後の反発で利益確定する取引が比較的うまく機能しました。

一方、下旬になると同じパターンで利益を出せる場面が減り、売買そのものも低調になりました。

8月を一言で振り返ると
34銘柄で約727万円。
決算急落銘柄を拾えた前半で利益を積み上げ、下旬に売買の勢いが落ちた1か月でした。

2026年9月12日土曜日

主力持ち株の最新決算を振り返る②|JTは増配、商社2社とトヨタも好調

2026年夏に発表された、主な現物保有株の決算を振り返ります。

第1部では、三井住友FG、三菱UFJ FG、みずほFGのメガバンク3行を取り上げました。

今回は銀行以外から、JT、三菱商事、三井物産、トヨタ自動車の4社を見ていきます。

2026年7月31日時点の評価額は、4銘柄合計で約6,110万円です。

どれも短期売買を前提に持っている銘柄ではありません。そのため今回は、決算後の株価反応よりも、現在どこから利益を稼いでいるのかを中心に見ていきます。

この記事のポイント
・JTは増収増益となり、年間配当予想を272円へ増配
・三菱商事と三井物産は利益額こそ近いが、増益要因は異なる
・トヨタは増収・営業減益ながら、通期予想を上方修正

今回振り返る4銘柄

2026年7月31日時点の保有状況は次の通りです。

銘柄 保有株数 評価額
三菱商事 4,100株 約1,958万円
JT 2,300株 約1,641万円
三井物産 2,600株 約1,284万円
トヨタ自動車 4,000株 約1,227万円

今回は含み益や取得単価ではなく、最新決算そのものを見ていきます。

長く持っているJT、今回も増配へ

今回の4社の中で、個人的に最もじっくり見たいのがJTです。

JTは2018年から保有しており、その後コロナ時の株価下落局面で大きく買い増しました。

現在は2,300株を保有しています。

長く持っている高配当株なので、決算では短期的な株価よりも、配当の原資となる利益がきちんと出ているかを重視しています。

2026年1~6月の中間決算では、売上収益が約1兆9,861億円で前年同期比17.7%増、調整後営業利益は約6,617億円で26.2%増となりました。

かなり強い数字です。

一方で、たばこの販売数量そのものが急増しているわけではありません。

総販売数量の伸びは約1%にとどまります。

それでも利益が大きく伸びている背景には、海外市場での値上げや商品構成の改善があります。

国内では喫煙人口の減少が続いていますが、JTは日本市場だけで利益を稼いでいる会社ではありません。

海外事業での値上げに加え、為替の影響もあり、Ploomを中心とする加熱式たばこの販売も伸びています。

今回の決算でも、販売数量だけでは見えない収益力が確認できました。

そして年間配当予想は、前期の234円から272円へ増配されました。

現在の2,300株で単純計算すると、年間予想配当は税引前で約62万5,600円になります。

長く持ってきた銘柄だけに、増配そのものはもちろんですが、その背景にしっかり利益成長があることの方が印象に残りました。

三菱商事と三井物産、利益額は近いが中身は違う

総合商社2社は、数字だけを見るとかなり似ています。

三菱商事 三井物産
第1四半期利益 2,985億円 2,941億円
通期計画 1兆1,000億円 9,200億円
進捗率 約27% 約32%

利益額はほぼ同じです。

ただし、中身を見るとかなり違いました。

三菱商事では、LNGや原料炭、銅など資源関連の改善が目立ちます。

特に金属資源部門の利益増加が大きく、資源価格の上昇が利益を押し上げました。

一方の三井物産も、第1四半期としては非常に強い決算です。

通期計画9,200億円に対して約32%まで進捗しました。

金属資源やエネルギーに加え、モビリティやインフラ関連も利益に貢献しています。

ただし、一部には資産リサイクルによる利益も含まれているため、第1四半期の利益をそのまま年間へ伸ばして考えるのは少し乱暴です。

株主還元では、三井物産が新たに上限2,000億円の自己株式取得を発表しました。

年間配当予想は三菱商事が125円、三井物産が140円です。

同じ総合商社でも、今回の利益を押し上げた要因にはかなり違いがありました。

※JT、総合商社2社、トヨタの今回の決算ポイントをまとめています。

トヨタは増収でも営業減益

最後はトヨタ自動車です。

現在4,000株を保有しています。

2027年3月期第1四半期は、営業収益が約13兆5,000億円と前年同期比で約10%増えました。

一方、営業利益は約1兆634億円で、前年同期から約9%減少しています。

売上は増えているのに、営業利益は減りました。

為替では円安が大きなプラスになったものの、販売構成や原価、開発費などのコストが利益を押し下げています。

さらに、米国の関税政策や中東情勢など、世界規模で事業を行うトヨタならではの外部要因もあります。

こうして見ると、「円安だからトヨタには追い風」と単純には言えないことが分かります。

それでも会社は、通期営業利益予想を3兆円から3兆4,000億円へ上方修正しました。

第1四半期だけを見ると営業減益ですが、会社側は年間では従来予想を上回る利益を見込んでいます。

営業利益1兆円を超える規模でも、為替や販売、コスト、国際情勢で利益は大きく動く。今回の決算では、その点がよく表れていました。

同じ現物株でも、見る数字はまったく違う

第1部のメガバンク3行では、金利が共通した大きなテーマでした。

今回の4社では、JTは値上げと海外事業、商社は資源価格や事業構成、トヨタは販売や為替、コストと、利益を動かす要因がそれぞれ違います。

中でも、長く保有しているJTが増益を続け、年間272円への増配を発表したことは印象に残りました。

昔から持っている銘柄ほど、過去のイメージだけでなく、現在どこで利益を稼いでいるのかを見る必要があると感じます。

まとめ

今回4社の決算を並べてみて、同じ主力持ち株でも利益の出方はかなり違うことを改めて感じました。

現物株として長く持つ銘柄だからこそ、株価だけでなく、その利益がどこから生み出されているのかは今後も確認していきたいと思います。

2026年9月9日水曜日

主力持ち株の第1四半期決算を振り返る①|メガバンク3行はそろって増益

2026年度第1四半期の決算発表が、概ね出そろいました。

そこで今回から2回に分けて、私が現物株として主に保有している銘柄の決算を振り返ります。

第1部で取り上げるのは、三井住友フィナンシャルグループ、三菱UFJフィナンシャル・グループ、みずほフィナンシャルグループのメガバンク3行です。

2026年8月の取引残高報告書を確認すると、この3行で国内現物株の約69.3%を占めていました。

中でも三井住友FGは45.5%です。私の現物株では最大の保有銘柄であり、メガバンク投資の中心でもあります。

保有額が大きいだけに、今回の決算で最も気になったのも三井住友FGでした。

メガバンク3行で国内現物株の約69%

2026年7月31日時点の保有状況は、次のとおりです。

銘柄 保有株数 評価額 国内現物株に占める割合
三井住友FG 40,900株 278,692,600円 45.5%
三菱UFJ FG 36,000株 128,556,000円 21.0%
みずほFG 2,090株 17,069,030円 2.8%
合計 424,317,630円 69.3%

メガバンク3行の第1四半期決算と、現在の保有状況をまとめました。

三井住友FGと三菱UFJ FGの2銘柄だけで、国内現物株の約66.5%になります。

三井住友FGは2025年末時点で39,900株を保有していました。その後1,000株増えて、現在は40,900株です。

最大保有の三井住友FGは国内事業が好調

三井住友FGの第1四半期決算では、親会社株主に帰属する純利益が5,014億円となりました。

前年同期から1,780億円増加し、通期目標1兆7,000億円に対する進捗率は29%です。連結業務純益も7,223億円と順調でした。

今回の決算で特に注目したのは、国内事業の伸びです。

国内の貸出金利が上昇したことで、預貸金利ざやは前年同期の1.08%から1.31%へ改善しました。ホールセール事業、資産運用、決済関連などの手数料収益も伸びています。

日銀の金融政策が正常化へ向かえば、国内の貸出収益が改善すると考えて銀行株を増やしてきました。今回の決算は、その想定に沿った内容です。

しかも、増益要因は金利上昇だけではありません。貸出残高や手数料収益にも伸びが広がり、国内事業全体が利益を押し上げています。

三井住友FGは、私の国内現物株の約半分を占めています。それだけに、単に最終利益が増えたというだけでなく、本業の収益がどのように伸びているかが重要です。

その点で今回の決算は、最大保有銘柄として安心感のある内容でした。

三井住友FG・2026年度第1四半期決算資料

三菱UFJは第1四半期として過去最高益

三菱UFJ FGの親会社株主に帰属する純利益は8,094億円でした。

前年同期比で48%増加し、第1四半期として過去最高益を更新しています。通期目標2兆7,000億円に対する進捗率は30%です。

業務純益も8,090億円となり、前年同期から2,660億円増えました。

国内金利の上昇に加え、国内外の貸出残高、手数料収益、セールス&トレーディング収益などが幅広く伸びています。

持分法適用会社であるモルガン・スタンレーの好調も利益を押し上げました。国内事業だけでなく、海外にも大きな収益源を持つことが三菱UFJ FGの強みです。

純利益では三井住友FGを大きく上回りましたが、私の保有額は三井住友FGの半分以下です。これは現在の業績差ではなく、これまでの購入時期や買い増し方針の違いによるものです。

今回の決算では、過去最高益という数字以上に、複数の事業が増益に貢献していることが印象に残りました。

三菱UFJ・2026年度第1四半期決算ハイライト

みずほFGは上方修正と自社株買いを発表

みずほFGは2,090株、評価額は約1,707万円です。

他の2行と比べると保有額は小さいものの、今回の決算内容は見劣りしません。

親会社株主に帰属する純利益は4,229億円となり、前年同期比で45.5%増加しました。

連結業務純益は5,758億円で、前年同期比81.9%増です。国内法人取引、円金利の上昇、市場部門などが利益を押し上げました。

さらに、通期の純利益予想を1兆3,000億円から1兆4,000億円へ引き上げています。上限1,000億円の追加的な自己株式取得も発表しました。

第1四半期の段階で業績予想を引き上げ、追加の株主還元まで示した点は、3行の中でも目を引きます。

一方、市場部門の利益は相場環境によって変動します。今回の高い増益率がそのまま続くと考えるのではなく、次の四半期以降も利益の内訳を確認する必要があります。

みずほFG・2026年度第1四半期決算概要

3行とも増益だが、中身には違いがある

今回の第1四半期決算では、メガバンク3行がそろって大幅増益となりました。

共通する追い風は円金利の上昇です。ただし、利益の伸び方には違いがあります。

三井住友FGは国内の貸出収益と手数料収益、三菱UFJ FGは国内外の事業とモルガン・スタンレー、みずほFGは国内法人取引と市場部門の伸びが目立ちました。

単純に「金利が上がったから銀行が儲かった」というだけではありません。各社がそれぞれ異なる分野で利益を伸ばしていることが、今回の決算で確認できました。

私にとって最も重要なのは、やはり最大保有銘柄の三井住友FGです。

その三井住友FGで、期待していた国内収益の改善が数字に表れたことが、今回のメガバンク決算で最も安心できた点でした。

まとめ

2026年度第1四半期は、メガバンク3行がそろって大幅増益となりました。

中でも、最大保有銘柄である三井住友FGの国内収益改善を確認できたことが、今回の決算で最も大きなポイントです。

第1四半期としては、3行とも順調なスタートだったと受け止めています。

第2部では、レーザーテック、三菱商事、JT、三井物産、トヨタ自動車など、銀行以外の主な現物保有銘柄について、第1四半期決算を振り返ります。

2026年9月6日日曜日

日本郵船の1,060万円信用買い②|約114万円の配当関連入金に支えられ、現物600株を残すまで

前回は、日本郵船で短期売買を3回繰り返し、合計約288万円の利益を得たところまでを振り返りました。

しかし、その成功が次の取引では油断につながります。 2022年6月8日、日本郵船を1株10,600円で1,000株、信用買いしました。 買付金額は1,060万円です。

ところが、それまでの3回とは違って株価は戻らず、短期売買のつもりだったポジションがそのまま含み損になりました。 2022年9月末の1対3の株式分割後は、3,000株、取得単価は約3,533円です。

この記事のポイント
  • 1,060万円の信用買いは含み損になったが、高配当と低金利が支えになった
  • 株価下落中も、日本郵船の魅力は変わらず、現物株を300株買い増した
  • 含み損解消後は半分を売却し、300株を現引き、残る1,200株も整理した
  • 最終的に、信用建玉は解消しつつ、現物600株を残した

約106万円の信用配当落調整金が支えになった

含み損になっても、私は日本郵船そのものを悲観していたわけではありませんでした。 海運市況のピークアウトは気になっていましたが、日本郵船は利益水準が高く、配当も非常に大きかったからです。

実際、信用建玉を保有していたことで、2022年12月に889,192円、2023年6月に172,757円の信用配当落調整金が入りました。 合計で1,061,949円です。 さらに現物600株から81,279円の配当があり、確認できる配当関連入金は合計1,143,228円となりました。

当時の野村證券の信用金利は低く、私の感覚では信用配当落調整金だけでも保有期間中の金利負担を上回っていました。 これが、含み損でも慌てて売らずに持ち続けられた大きな理由です。

もちろん、高配当だから信用取引が安全になるわけではありません。 株価下落や減配、信用維持率のリスクは残ります。 今回、配当と低金利が有利に働いたことと、1,060万円もの信用ポジションが適切だったかは別問題です。

含み損の中で300株を現物買い

さらに私は、信用建玉で含み損を抱えながら、日本郵船の現物株も買っていました。 2022年11月から2023年1月にかけて100株ずつ、合計300株です。

約定日 取引 株数 単価
2022年11月9日 現物買い 100株 2,681円
2022年11月11日 現物買い 100株 2,702.5円
2023年1月16日 現物買い 100株 3,002円

ただし、これは信用建玉をさらに膨らませるナンピンとは少し意味が違います。 日本郵船そのものには引き続き魅力を感じていたため、ほかの売買で得た利益を使い、長期保有用の現物株として買いました。

すでに信用3,000株を抱えていたので、さらに信用買いを重ねるのではなく、現物として少しずつ増やした形です。 このあたりから、信用で抱えたポジションと、長期で持ちたい現物株を分けて考えるようになりました。

第2部の対象期間に絞った売買チャート

第2部で扱うのは、2022年6月8日の1,060万円の信用買いから、2023年8月3日に残る信用建玉を整理するまでの期間です。 第1部で使った全体チャートよりも、今回の取引の流れが見やすいように、第2部の対象期間に絞ったチャートを使います。

含み損が消えたところで半分を売却

株価はその後回復し、2023年2月24日、取得単価付近まで戻ってきました。 ここで信用建玉3,000株のうち1,500株を返済売りしました。 売却価格は平均約3,561円。実現損益は合計+9,626円です。 ほぼ買値撤退でした。

ただ、この時に重要だったのは利益額ではありません。 日本郵船の先行きを悲観したから売ったのではなく、当時の投資総額に対して信用ポジションが大きすぎたため、含み損が消えたところで半分に減らしたかったのです。 3,000株を1,500株まで減らせたことに意味がありました。

約定日 取引 株数 売値 実現損益
2023年2月24日 信用返済売り 500株 3,568円 +12,841円
2023年2月24日 信用返済売り 1,000株 3,557円 -3,215円
合計 +9,626円

300株を現引きして現物600株へ

一方で、残った信用建玉をすべて売ったわけではありません。 2023年3月に合計300株を現引きしました。

約定日 取引 株数 単価
2023年3月1日 現引き 200株 3,533円
2023年3月8日 現引き 100株 3,533円

現引きは新しく買った取引ではなく、保有していた信用建玉を現物株へ切り替えたものです。 すでに現物で買っていた300株と合わせて、現物保有は600株になりました。

信用ポジションは減らしたい。 しかし、日本郵船そのものは全部手放したくない。 そこで、一部だけを現物として残す形にしました。

2023年8月、残る信用1,200株を整理

現引き後に残った信用建玉は1,200株です。 2023年8月3日にすべて返済売りし、合計+162,911円を確定しました。 2023年2月に売却した1,500株と合わせると、信用建玉の返済売りによる実現損益は+172,537円です。

約定日 取引 株数 売値 実現損益
2023年8月3日 信用返済売り 900株 3,685円 +122,452円
2023年8月3日 信用返済売り 300株 3,686円 +40,459円
合計 +162,911円

分割後3,000株になった信用建玉は、最終的に次のように整理しました。

  • 2023年2月24日:1,500株を返済売り
  • 2023年3月:300株を現引き
  • 2023年8月3日:1,200株を返済売り

これで、2022年6月に1,060万円から始まった信用ポジションはすべて解消しました。 一方で、現物買い300株と現引き300株の合計600株は、そのまま残しました。 信用取引は終わらせましたが、日本郵船への投資そのものをやめたわけではありません。

結果は助かったが、最初のポジションは大きすぎた

結果として、信用建玉の返済では損失を出さず、+172,537円。 さらに約114万円の配当関連入金があり、現物600株も残りました。 数字だけを見れば、かなりうまく整理できたように見えます。

ただ、そもそもの原因は、短期売買が3回続けて成功したことで警戒心が薄れ、1,060万円まで信用ポジションを大きくしたことです。 株価が戻ったから整理できただけで、さらに下がっていた可能性もありました。

その意味で、含み損が解消したところで半分を売り、その後も信用建玉を減らしながら一部だけ現物に残した判断はよかったと思っています。

今回の教訓
高配当は含み損に耐える理由にはなっても、大きすぎる信用ポジションを正当化する理由にはならない。

約1年かけて信用建玉を整理した日本郵船の取引は、そのことを改めて実感したケースでした。


2026年9月3日木曜日

日本郵船で約288万円の利益①|決算跨ぎの成功から1,060万円の信用買いへ

今回は、2022年に行った日本郵船の取引を振り返ります。

最初のきっかけは、商船三井の好決算でした。

決算内容を見た私は、同じ海運大手の日本郵船も好決算になると連想し、その日のうちに1,000株を信用買いしました。

この即決は見事に当たり、約1か月で227万5,122円の利益になりました。その後の短期売買も成功し、3回合計の利益は約288万円に達します。

しかし、成功が続いたことで警戒心が薄れました。

4回目に買った1,060万円の信用ポジションだけは、それまでのように短期間では売れませんでした。

この記事のポイント
・商船三井の好決算から、日本郵船の決算を連想して即決買い
・最初の決算跨ぎで約227万円、3回合計で約288万円の利益
・成功体験から1,060万円を信用買いし、下落相場で含み損へ

商船三井の好決算から、日本郵船を即買い

2022年1月31日、商船三井が2022年3月期第3四半期決算を発表しました。

経常利益4,876億円、純利益4,871億円という驚異的な内容で、通期の経常利益予想も6,500億円に引き上げられました。

その決算を見て、私がすぐに連想したのが日本郵船です。

海運大手3社は、共同で設立したコンテナ船会社ONEに出資しています。コロナ禍では、港湾混雑やコンテナ不足によって運賃が高騰し、ONEの利益が急拡大していました。

商船三井がこれだけの利益を出したのなら、日本郵船も同じような好決算になる可能性が高い。

そう考えた私は、その日のうちに日本郵船を1株8,760円で1,000株、信用買いしました。買付金額は876万円です。

数日後の2月3日には、日本郵船の決算発表が控えていました。

決算発表から同業他社を連想し、発表前に先回りする。現在も時々行っている「決算跨ぎ」の先駆けのような取引でした。

もちろん、日本郵船の決算が期待外れなら、株価が下落する可能性もあります。

日本郵船も好決算、約227万円の利益へ

2月3日に発表された日本郵船の決算は、期待どおりでした。

第3四半期までの経常利益は6,983億円、純利益は6,922億円。通期の経常利益・純利益予想はともに9,300億円へ引き上げられ、年間配当予想も1株1,200円へ増額されました。

その後、2022年3月期の経常利益は1兆31億円、純利益は1兆91億円に到達。年間配当も最終的に1株1,450円となりました。

日本郵船の株価も上昇しました。

私は3月2日、保有していた1,000株を1株11,040円で返済売りしました。

買付日 株数 買値 売却日 売値 実現損益
2022年1月31日 1,000株 8,760円 2022年3月2日 11,040円 +2,275,122円

約1か月で、227万5,122円の利益です。

商船三井の決算を見て日本郵船を即決で買い、その日本郵船も好決算を発表する。狙いがそのまま結果につながった、大成功の決算跨ぎでした。

その後の短期売買も連続して成功

最初の取引で大きな利益が出たため、その後も日本郵船を売買しました。

5月には2回の短期売買を行い、それぞれ約26万円、約35万円の利益を得ています。

買付日 株数 買値 売却日 売値 実現損益
2022年1月31日 1,000株 8,760円 2022年3月2日 11,040円 +2,275,122円
2022年5月10日 500株 9,220円 2022年5月12日 9,740円 +258,637円
2022年5月23日 1,000株 10,150円 2022年5月24日 10,500円 +348,674円
合計 +2,882,433円

3回連続で利益となり、合計は288万2,433円になりました。

最初の取引こそ決算を狙ったものでしたが、その後の2回は数日で利益を確定しています。

日本郵船は、買えば比較的早く利益を取れる銘柄。

短期売買の成功が続いたことで、そんな感覚が強くなっていました。

※商船三井の好決算を起点にした、日本郵船の売買の流れです。

絶好調の業績にも、ピークの兆しはあった

当時の日本郵船は、過去に例がないほどの利益を上げていました。

一方、2022年5月に発表された2023年3月期の経常利益予想は7,600億円。1兆円を超えた前期実績からは減益予想で、会社はすでに海運市況の正常化を織り込み始めていました。

それでも7,600億円という利益は巨額です。好業績と高配当が続き、自分自身も3回連続で利益を得ていたため、市況の変化を深刻には考えていませんでした。

業績が好調だから、株価もまだ上がる。

今振り返ると、現在の利益と、株価が織り込む将来の利益を混同していました。

1,060万円の信用買い

2022年6月8日、私は再び日本郵船を信用買いしました。

1,000株を1株10,600円。建玉総額は1,060万円です。

※青は買い、赤は返済売り、オレンジは現引き。第1部で扱う中心は、2022年1月31日から6月8日までです。

現在の資産規模から見れば印象は違いますが、当時の私にとって1,000万円を超える信用ポジションは大きなものでした。投資総額に占める日本郵船の割合も高くなります。

それでも、そこまで慎重にはなっていませんでした。

最初の決算跨ぎでは約227万円、その後の2回も短期間で利益になっています。多少高いところで買っても、また少し上がったところで売ればよいと高をくくっていました。

ところが、今回はそれまでと同じようにはいきません。

海運株の上昇相場は終わり、日本郵船の株価も下落へ向かいました。

短期売買のつもりで買った1,000株は売れず、1,060万円の信用ポジションのまま含み損を抱えることになります。

まとめ

商船三井の好決算から日本郵船を連想し、即決で買った最初の決算跨ぎは、約227万円の大成功となりました。

その後の短期売買も含め、3回合計の利益は約288万円です。

しかし、その成功によって「多少高くても利益を取れる」と考え、当時の私には大きすぎる1,060万円の信用ポジションを持ちました。

失敗は、含み損になってから持ち続けたことではありません。

成功したときと同じ感覚で、上昇相場が続く前提の買いを入れたことでした。

第2部では、含み損となった日本郵船をなぜ持ち続けられたのか、巨額の配当と野村證券の低い信用金利、安値での現物買い、現引き、信用建玉の整理までを振り返ります。

メガバンクを長期保有しているのに、なぜ信用でも買うのか|小さな戻りを株数で利益に変える

私は三井住友フィナンシャルグループと三菱UFJフィナンシャル・グループを、現物株として長期保有しています。 その一方で、同じ銘柄を信用でも短期売買しています。 直近1か月でも、メガバンクでは次のような取引をしました。 ...