2026年9月3日木曜日

日本郵船で約288万円の利益①|決算跨ぎの成功から1,060万円の信用買いへ

今回は、2022年に行った日本郵船の取引を振り返ります。

最初のきっかけは、商船三井の好決算でした。

決算内容を見た私は、同じ海運大手の日本郵船も好決算になると連想し、その日のうちに1,000株を信用買いしました。

この即決は見事に当たり、約1か月で227万5,122円の利益になりました。その後の短期売買も成功し、3回合計の利益は約288万円に達します。

しかし、成功が続いたことで警戒心が薄れました。

4回目に買った1,060万円の信用ポジションだけは、それまでのように短期間では売れませんでした。

この記事のポイント
・商船三井の好決算から、日本郵船の決算を連想して即決買い
・最初の決算跨ぎで約227万円、3回合計で約288万円の利益
・成功体験から1,060万円を信用買いし、下落相場で含み損へ

商船三井の好決算から、日本郵船を即買い

2022年1月31日、商船三井が2022年3月期第3四半期決算を発表しました。

経常利益4,876億円、純利益4,871億円という驚異的な内容で、通期の経常利益予想も6,500億円に引き上げられました。

その決算を見て、私がすぐに連想したのが日本郵船です。

海運大手3社は、共同で設立したコンテナ船会社ONEに出資しています。コロナ禍では、港湾混雑やコンテナ不足によって運賃が高騰し、ONEの利益が急拡大していました。

商船三井がこれだけの利益を出したのなら、日本郵船も同じような好決算になる可能性が高い。

そう考えた私は、その日のうちに日本郵船を1株8,760円で1,000株、信用買いしました。買付金額は876万円です。

数日後の2月3日には、日本郵船の決算発表が控えていました。

決算発表から同業他社を連想し、発表前に先回りする。現在も時々行っている「決算跨ぎ」の先駆けのような取引でした。

もちろん、日本郵船の決算が期待外れなら、株価が下落する可能性もあります。

日本郵船も好決算、約227万円の利益へ

2月3日に発表された日本郵船の決算は、期待どおりでした。

第3四半期までの経常利益は6,983億円、純利益は6,922億円。通期の経常利益・純利益予想はともに9,300億円へ引き上げられ、年間配当予想も1株1,200円へ増額されました。

その後、2022年3月期の経常利益は1兆31億円、純利益は1兆91億円に到達。年間配当も最終的に1株1,450円となりました。

日本郵船の株価も上昇しました。

私は3月2日、保有していた1,000株を1株11,040円で返済売りしました。

買付日 株数 買値 売却日 売値 実現損益
2022年1月31日 1,000株 8,760円 2022年3月2日 11,040円 +2,275,122円

約1か月で、227万5,122円の利益です。

商船三井の決算を見て日本郵船を即決で買い、その日本郵船も好決算を発表する。狙いがそのまま結果につながった、大成功の決算跨ぎでした。

その後の短期売買も連続して成功

最初の取引で大きな利益が出たため、その後も日本郵船を売買しました。

5月には2回の短期売買を行い、それぞれ約26万円、約35万円の利益を得ています。

買付日 株数 買値 売却日 売値 実現損益
2022年1月31日 1,000株 8,760円 2022年3月2日 11,040円 +2,275,122円
2022年5月10日 500株 9,220円 2022年5月12日 9,740円 +258,637円
2022年5月23日 1,000株 10,150円 2022年5月24日 10,500円 +348,674円
合計 +2,882,433円

3回連続で利益となり、合計は288万2,433円になりました。

最初の取引こそ決算を狙ったものでしたが、その後の2回は数日で利益を確定しています。

日本郵船は、買えば比較的早く利益を取れる銘柄。

短期売買の成功が続いたことで、そんな感覚が強くなっていました。

※商船三井の好決算を起点にした、日本郵船の売買の流れです。

絶好調の業績にも、ピークの兆しはあった

当時の日本郵船は、過去に例がないほどの利益を上げていました。

一方、2022年5月に発表された2023年3月期の経常利益予想は7,600億円。1兆円を超えた前期実績からは減益予想で、会社はすでに海運市況の正常化を織り込み始めていました。

それでも7,600億円という利益は巨額です。好業績と高配当が続き、自分自身も3回連続で利益を得ていたため、市況の変化を深刻には考えていませんでした。

業績が好調だから、株価もまだ上がる。

今振り返ると、現在の利益と、株価が織り込む将来の利益を混同していました。

1,060万円の信用買い

2022年6月8日、私は再び日本郵船を信用買いしました。

1,000株を1株10,600円。建玉総額は1,060万円です。

※青は買い、赤は返済売り、オレンジは現引き。第1部で扱う中心は、2022年1月31日から6月8日までです。

現在の資産規模から見れば印象は違いますが、当時の私にとって1,000万円を超える信用ポジションは大きなものでした。投資総額に占める日本郵船の割合も高くなります。

それでも、そこまで慎重にはなっていませんでした。

最初の決算跨ぎでは約227万円、その後の2回も短期間で利益になっています。多少高いところで買っても、また少し上がったところで売ればよいと高をくくっていました。

ところが、今回はそれまでと同じようにはいきません。

海運株の上昇相場は終わり、日本郵船の株価も下落へ向かいました。

短期売買のつもりで買った1,000株は売れず、1,060万円の信用ポジションのまま含み損を抱えることになります。

まとめ

商船三井の好決算から日本郵船を連想し、即決で買った最初の決算跨ぎは、約227万円の大成功となりました。

その後の短期売買も含め、3回合計の利益は約288万円です。

しかし、その成功によって「多少高くても利益を取れる」と考え、当時の私には大きすぎる1,060万円の信用ポジションを持ちました。

失敗は、含み損になってから持ち続けたことではありません。

成功したときと同じ感覚で、上昇相場が続く前提の買いを入れたことでした。

第2部では、含み損となった日本郵船をなぜ持ち続けられたのか、巨額の配当と野村證券の低い信用金利、安値での現物買い、現引き、信用建玉の整理までを振り返ります。

投資に関するご注意

本記事は、筆者自身の投資経験や売買記録をもとにした個人的な振り返りであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。 株式投資には元本割れのリスクがあり、最終的な投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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