2026年9月9日水曜日

主力持ち株の第1四半期決算を振り返る①|メガバンク3行はそろって増益

2026年度第1四半期の決算発表が、概ね出そろいました。

そこで今回から2回に分けて、私が現物株として主に保有している銘柄の決算を振り返ります。

第1部で取り上げるのは、三井住友フィナンシャルグループ、三菱UFJフィナンシャル・グループ、みずほフィナンシャルグループのメガバンク3行です。

2026年8月の取引残高報告書を確認すると、この3行で国内現物株の約69.3%を占めていました。

中でも三井住友FGは45.5%です。私の現物株では最大の保有銘柄であり、メガバンク投資の中心でもあります。

保有額が大きいだけに、今回の決算で最も気になったのも三井住友FGでした。

メガバンク3行で国内現物株の約69%

2026年7月31日時点の保有状況は、次のとおりです。

銘柄 保有株数 評価額 国内現物株に占める割合
三井住友FG 40,900株 278,692,600円 45.5%
三菱UFJ FG 36,000株 128,556,000円 21.0%
みずほFG 2,090株 17,069,030円 2.8%
合計 424,317,630円 69.3%

メガバンク3行の第1四半期決算と、現在の保有状況をまとめました。

三井住友FGと三菱UFJ FGの2銘柄だけで、国内現物株の約66.5%になります。

三井住友FGは2025年末時点で39,900株を保有していました。その後1,000株増えて、現在は40,900株です。

最大保有の三井住友FGは国内事業が好調

三井住友FGの第1四半期決算では、親会社株主に帰属する純利益が5,014億円となりました。

前年同期から1,780億円増加し、通期目標1兆7,000億円に対する進捗率は29%です。連結業務純益も7,223億円と順調でした。

今回の決算で特に注目したのは、国内事業の伸びです。

国内の貸出金利が上昇したことで、預貸金利ざやは前年同期の1.08%から1.31%へ改善しました。ホールセール事業、資産運用、決済関連などの手数料収益も伸びています。

日銀の金融政策が正常化へ向かえば、国内の貸出収益が改善すると考えて銀行株を増やしてきました。今回の決算は、その想定に沿った内容です。

しかも、増益要因は金利上昇だけではありません。貸出残高や手数料収益にも伸びが広がり、国内事業全体が利益を押し上げています。

三井住友FGは、私の国内現物株の約半分を占めています。それだけに、単に最終利益が増えたというだけでなく、本業の収益がどのように伸びているかが重要です。

その点で今回の決算は、最大保有銘柄として安心感のある内容でした。

三井住友FG・2026年度第1四半期決算資料

三菱UFJは第1四半期として過去最高益

三菱UFJ FGの親会社株主に帰属する純利益は8,094億円でした。

前年同期比で48%増加し、第1四半期として過去最高益を更新しています。通期目標2兆7,000億円に対する進捗率は30%です。

業務純益も8,090億円となり、前年同期から2,660億円増えました。

国内金利の上昇に加え、国内外の貸出残高、手数料収益、セールス&トレーディング収益などが幅広く伸びています。

持分法適用会社であるモルガン・スタンレーの好調も利益を押し上げました。国内事業だけでなく、海外にも大きな収益源を持つことが三菱UFJ FGの強みです。

純利益では三井住友FGを大きく上回りましたが、私の保有額は三井住友FGの半分以下です。これは現在の業績差ではなく、これまでの購入時期や買い増し方針の違いによるものです。

今回の決算では、過去最高益という数字以上に、複数の事業が増益に貢献していることが印象に残りました。

三菱UFJ・2026年度第1四半期決算ハイライト

みずほFGは上方修正と自社株買いを発表

みずほFGは2,090株、評価額は約1,707万円です。

他の2行と比べると保有額は小さいものの、今回の決算内容は見劣りしません。

親会社株主に帰属する純利益は4,229億円となり、前年同期比で45.5%増加しました。

連結業務純益は5,758億円で、前年同期比81.9%増です。国内法人取引、円金利の上昇、市場部門などが利益を押し上げました。

さらに、通期の純利益予想を1兆3,000億円から1兆4,000億円へ引き上げています。上限1,000億円の追加的な自己株式取得も発表しました。

第1四半期の段階で業績予想を引き上げ、追加の株主還元まで示した点は、3行の中でも目を引きます。

一方、市場部門の利益は相場環境によって変動します。今回の高い増益率がそのまま続くと考えるのではなく、次の四半期以降も利益の内訳を確認する必要があります。

みずほFG・2026年度第1四半期決算概要

3行とも増益だが、中身には違いがある

今回の第1四半期決算では、メガバンク3行がそろって大幅増益となりました。

共通する追い風は円金利の上昇です。ただし、利益の伸び方には違いがあります。

三井住友FGは国内の貸出収益と手数料収益、三菱UFJ FGは国内外の事業とモルガン・スタンレー、みずほFGは国内法人取引と市場部門の伸びが目立ちました。

単純に「金利が上がったから銀行が儲かった」というだけではありません。各社がそれぞれ異なる分野で利益を伸ばしていることが、今回の決算で確認できました。

私にとって最も重要なのは、やはり最大保有銘柄の三井住友FGです。

その三井住友FGで、期待していた国内収益の改善が数字に表れたことが、今回のメガバンク決算で最も安心できた点でした。

まとめ

2026年度第1四半期は、メガバンク3行がそろって大幅増益となりました。

中でも、最大保有銘柄である三井住友FGの国内収益改善を確認できたことが、今回の決算で最も大きなポイントです。

第1四半期としては、3行とも順調なスタートだったと受け止めています。

第2部では、レーザーテック、三菱商事、JT、三井物産、トヨタ自動車など、銀行以外の主な現物保有銘柄について、第1四半期決算を振り返ります。

投資に関するご注意

本記事は、筆者自身の投資経験や売買記録をもとにした個人的な振り返りであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。 株式投資には元本割れのリスクがあり、最終的な投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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