東邦亜鉛の取引は、最終的に100万円超の損失になりました。
しかも後味が悪かったのは、損切りした翌日にストップ高したことです。
2026年1月14日、自分は東邦亜鉛を平均1,629円で返済売りしました。
その翌営業日の1月15日、東邦亜鉛は終値2,059円。
前日比+400円、+24.11%のストップ高でした。
もう1日待っていれば、損失どころか利益が出ていました。
・銀相場高騰の流れで東邦亜鉛が急騰した
・急落して再び逃げ場を失うのが怖く、含み損のまま返済売りした
・売却翌日にストップ高し、もう1日待てば利益が出ていた
・本当の失敗は、銘柄選びの甘さと決算前の不用意なナンピンだった
この取引の本当の失敗は、売るのが1日早かったことではありません。
深く考えずに銘柄を選び、不用意にナンピンして、悪い決算を信用買い4,000株で跨いでしまったことです。
4,000株の信用買いが残っていた
第1部・第2部では、東邦亜鉛を買った経緯と、2023年8月の決算前ナンピンが致命傷になったことを書きました。
2023年8月のナンピン後、東邦亜鉛の信用買いは4,000株まで増えていました。
| 約定日 | 取引 | 株数 | 平均単価 | メモ |
|---|---|---|---|---|
| 2023/4/11 | 信用買新規 | 2,000株 | 約1,903円 | 最初の買い |
| 2023/8/4 | 信用買新規 | 2,000株 | 約1,743円 | 決算前ナンピン |
| 合計 | 信用買い | 4,000株 | 約1,823円 | 悪い決算を跨いだ建玉 |
その後、東邦亜鉛は業績悪化、無配、財務不安もあり、簡単に買い増しできる銘柄ではなくなりました。
含み損は抱えたまま。
ナンピンもできない。
かといって、すぐに損失を確定する決断もできない。
そんな嫌なポジションとして、長く残っていました。
銀相場高騰で東邦亜鉛が急騰した
2026年1月、東邦亜鉛の株価は急に動きました。
背景にあったのは、銀相場を中心とした非鉄金属市況の高騰です。
東邦亜鉛は鉛や銀に関係する非鉄株です。
自分が見ていた感覚としても、今回の上昇は業績改善というより、銀相場高騰の流れに乗った資源株物色に見えました。
含み損を抱えていた自分からすると、これは久しぶりの逃げ場でした。
※2023年8月以降の株価推移と、2026年1月14日の返済売りを示したチャートを掲載予定です。
急騰に乗って、含み損ながら損切りした
ただ、ここで強気に持ち続ける気にはなれませんでした。
理由は、業績面でそこまで望みを持てなかったからです。
東邦亜鉛は、すでに悪い決算を出していました。
大幅赤字、無配、財務不安。
この流れを見ていたので、「ここから本格的に業績回復する」と自信を持って保有できる状態ではありませんでした。
今回の急騰も、業績改善を織り込んだ上昇というより、銀相場高騰による一時的な物色に見えました。
もしここで売らずに株価が急落すれば、再び大きな含み損に戻り、逃げ場を失うかもしれない。
正直、ここで売らずに急落されたら、また何年も持たされる気がしました。
銀相場の勢いだけで上がっているなら、流れが変わった時の下落も早いかもしれない。
ここで逃げなければ、また売れなくなる可能性があると考えました。
「ここで逃げないと、また売れなくなるかもしれない」
そう感じて、含み損のまま返済売りしました。
| 約定日 | 取引 | 株数 | 平均単価 | 実現損益 |
|---|---|---|---|---|
| 2026/1/14 | 信用返済売り | 4,000株 | 1,629円 | -954,156円 |
約95万円の損失です。
普通に考えれば、かなり痛い損失です。
ただ、それまでの含み損を考えると、自分の中では「ここまで戻ったなら、もう逃げてもいい」と思える水準でした。
この売却は、勝つための売却ではありません。
傷を小さくして逃げるための売却でした。
損切りした翌日にストップ高した
ところが、自分が返済売りした翌営業日、東邦亜鉛はストップ高しました。
2026年1月15日の終値は2,059円。
前日比+400円、+24.11%です。
損切りした翌日にストップ高
自分の売値と翌日の終値との差は430円あります。
4,000株なので、単純計算では約172万円分の差です。
もちろん、翌日の終値で売れたとは限りません。
そこまで都合よく考えるのは結果論です。
それでも、100万円近い損失を受け入れて売った翌日にストップ高。
しかも、平均買値は約1,823円なので、もう1日待っていれば損失どころか利益が出ていました。
結果だけ見れば、逃げるのが1日早かった。
これはかなり悔しいです。
ただし、売却判断だけを責める話ではない
では、あの時に売らずに持っていればよかったのか。
結果だけ見れば、そうです。
ただ、当時は上昇を信じるより、また逃げ場を失う怖さのほうが強くありました。
東邦亜鉛は、業績面で強気になれる銘柄ではありませんでした。
急騰の理由も、銀相場高騰による物色に見えていました。
そのため、急騰に乗って含み損を小さくし、返済売りした判断そのものを完全に否定する気にはなれません。
問題は、そこまで追い込まれる前の段階にありました。
最終損益と反省点
| 内容 | 金額 |
|---|---|
| 売買履歴上の実現損益 | -954,156円 |
| 金利・手数料等を含めた体感 | 100万円超の損失 |
反省点は、大きく2つです。
| 反省点 | 内容 |
|---|---|
| 銘柄選びを深く考えていなかった | 非鉄金属株の一つとして、業績や財務を十分に見ずに選んでいた |
| 不用意にナンピンして決算を跨いだ | 「決算で上がるかもしれない」という期待で買い増し、悪い決算を大きな信用買いポジションで跨いだ |
東邦亜鉛を買った時、自分の中では「非鉄金属株の一つ」という感覚が強く、業績や財務を十分に見ていませんでした。
さらに、含み損になっていた2023年8月、決算前に2,000株を追加しました。
明確な反転根拠があったわけではありません。
「決算で上がるかもしれない」という期待が強かっただけです。
結果として、信用買い4,000株で悪い決算を跨ぐことになりました。
非鉄金属株の一つとして軽く見ていたこと。
そして、決算前に不用意に2,000株を追加したこと。
失敗の原因は、この2点です。
まとめ
売った翌日にストップ高したことは悔しいです。
もう1日待てば、損失どころか利益が出ていました。
ただ、本当にまずかったのは、売るのが1日早かったことではありません。
深く考えずに銘柄を選び、決算前に不用意にナンピンしたことでした。
最後の損切りより、その前に逃げるしかない状態を作ってしまったことを反省しています。
売却タイミングだけを見れば、1日早い損切りでした。
しかし、本当の失敗は銘柄選びの甘さと、決算前の不用意なナンピンです。
投資に関するご注意
本記事は、筆者自身の売買履歴をもとにした個人的な投資記録です。
特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。
株式投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断は、ご自身の責任でお願いいたします。
投資に関するご注意
本記事は、筆者自身の投資経験や売買記録をもとにした個人的な振り返りであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。 株式投資には元本割れのリスクがあり、最終的な投資判断はご自身の責任でお願いいたします。


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