2026年8月12日水曜日

三社電機製作所で164万円の利益②|軽いポジションだったから急騰まで待てた

三社電機製作所の取引は、最終的に約164万円の利益になりました。

ただし、小さな利確を積み重ねて高値建玉を救ったわけではありません。利益の大半は、2026年5月の急騰によるものです。

急騰を予測していたわけでもありません。それでも上昇まで待てたのは、資産全体に対してポジションが軽かったからでした。

第1部では、一度利益確定した後に買い直し、長い含み損になった経緯を振り返りました。2024年4月に買い直した2,000株は、業績悪化によって高値建玉として残り、株価は900円前後まで下落しました。

2025年は安値圏で小さな売買を繰り返し、11月には880円で3,000株を追加。この建玉を保有したまま、2026年5月の急騰を迎えました。

この記事のポイント
・業績回復に確信が持てず、大きなナンピンは避けた
・小さな利確を重ねても、高値建玉の出口にはならなかった
・急騰は幸運だったが、軽いポジションだったから待つことができた

業績が悪いため、大きなナンピンは避けた

株価が900円前後まで下がると、2024年に買った1,500円台から1,700円台の建玉と比べて、かなり安く見えました。

しかし、株価が安いことと、安心して買い増せることは別です。

業績回復に確信が持てなかったため、一度に大きく買い増すのではなく、主に2,000株単位で売買しました。

業績が悪い時期に、株価が下がるたびに際限なく買い増さなかった点は良かったと思います。含み損を早く取り戻そうとして買い下がりを続けていれば、ポジションだけが膨らんでいた可能性があります。

小さな利益では高値建玉を救えなかった

2025年前半の主な売買は、次のとおりです。

日付 取引 株数 平均単価 実現損益
2025/2/10 信用買い 2,000株 890.9円
2025/6/11 信用返済売り 2,000株 915円 +40,204円
2025/6/16 信用買い 2,000株 872.6円
2025/6/27 信用返済売り 1,700株 894.9円 +36,750円
2025/7/1 信用買い 2,000株 873円
2025/7/11 信用返済売り 2,000株 881.6円 +15,409円
2025/7/22 信用買い 2,000株 856円

安値で買い、小幅な反発で売る取引はできていました。

しかし、2024年4月に高値で買い直した2,000株は残ったままです。数万円の利益を積み重ねても、1株当たり数百円の含み損を抱えた建玉を救うには足りません。

小さな利益が続くことで、「うまく立ち回れている」と考えやすかった面もありますが、高値建玉の出口が見つかったわけではありませんでした。

この時点での問題
ナンピンを抑えたことで傷口は広げませんでしたが、小さな利確だけでは高値建玉の出口にはなりませんでした。

2025年11月、3,000株を追加した

次に大きく動いたのは、2025年11月5日です。

この日に3,000株を880円で信用買いしました。買付額は約264万円です。

それまでより大きな追加でしたが、業績回復を強く確信していたわけではありません。株価が安値圏にあり、以前よりは下値余地が小さいだろうと考えた程度です。

ただ、この3,000株は資産全体に対して軽く、信用維持率や資金繰りを大きく圧迫する規模ではありませんでした。そのため、株価が少し戻ったところで急いで売る必要もありませんでした。

重要だったのは、3,000株という絶対的な株数ではありません。

待つことができた理由
資産全体に占めるポジションの比率が小さかったことが、待てた理由でした。

保有中に急騰を迎えた

2026年5月、三社電機製作所の株価は急騰しました。

2025年11月に追加した3,000株を含む信用建玉を保有したまま、この上昇を迎えました。

ただし、急騰を予測していたわけではありません。安値圏で保有を続けていたところ、幸運にも大きな上昇に当たったというのが実態です。

※2025年の買い増しから、2026年5月の利益確定までの主な売買です。

大半を利益確定し、1,000株を現引き

急騰した2026年5月14日と15日に、信用建玉の大半を返済売りしました。

日付 取引 株数 平均単価 実現損益
2026/5/14 信用返済売り 4,500株 1,390.8円 +690,352円
2026/5/14 現引き 1,000株 880円
2026/5/15 信用返済売り 1,500株 1,351円 +696,004円

2日間の信用返済利益は、合計1,386,356円です。

さらに上昇する可能性はありましたが、急騰後の反落も考え、信用建玉の大半を利益確定しました。

1,000株は現引きし、信用金利の負担をなくしたうえで、現物株として保有を続けました。

全株を売るのでも、信用建玉をすべて残すのでもない出口でした。ただし、長期保有として正しい判断だったかは、今後の業績次第です。

取引全体では約164万円の利益

取引全体の損益は、次のとおりです。

区分 損益
信用取引の実現利益 +1,756,098円
現物売却の実現損失 -115,530円
売買損益合計 +1,640,568円

利益の多くは、2026年5月の急騰で生まれました。

2025年前半の小さな利確だけで高値建玉を救ったわけではなく、2025年11月に追加した3,000株を保有したまま急騰を迎えたことが大きく寄与しています。

急騰がなければ、高値建玉の出口はまだ見えなかった可能性があります。追加後にさらに下落していれば、含み損も増えていました。

最終的に利益になったからといって、買い増し判断まで正しかったとは言えません。

待てることと、買い判断が正しいことは別

今回良かったのは、業績が悪い時期に無制限なナンピンを避け、ポジションを資産全体に対して軽く抑えたことです。

そのため急いで売る必要がなく、結果として急騰まで待てました。上昇後には信用建玉の大半を利益確定し、1,000株を現引して信用リスクも減らしています。

ただし、最終利益の多くは予測できない急騰に依存しています。

今回の反省点
資産全体から見れば軽いポジションだったため待つ余裕はありました。しかし、待てることと、買い増し判断が正しかったことは同じではありません。

まとめ

三社電機製作所の取引は、最終的に約164万円の利益になりました。

急騰したこと自体は幸運です。しかし、その幸運まで待てたのは、資産全体に対して無理のないポジションだったからでした。

投資に関するご注意

本記事は、筆者自身の投資経験や売買記録をもとにした個人的な振り返りであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。 株式投資には元本割れのリスクがあり、最終的な投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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