2026年6月29日月曜日

村田製作所①|決算跨ぎで買った直後に大幅下落、優良株でも買値を間違えると苦しい

今回は、村田製作所の売買記録を振り返ります。

村田製作所については、最終的には大きな利益になった取引です。
ただ、最初からうまくいったわけではありません。

むしろ、出だしはかなり悪い取引でした。

2024年7月30日、私は村田製作所を信用買いで1,000株購入しました。
狙いとしては、決算跨ぎです。

この時点では、村田製作所の業績の良さを見ていました。
電子部品需要の回復期待もあり、決算内容が良ければ、株価も素直に反応するのではないかと考えていました。

ただ、今振り返ると、ここに少し甘さがありました。

会社として良いことと、買ったタイミングが良いことは別です。
いくら良い会社でも、買う位置を間違えれば普通に苦しくなります。

今回は、最初の信用買いから、その後に長期保有前提へ切り替わっていくところまでを振り返ります。

この記事のポイント
・村田製作所を2024年7月30日に信用買いした取引を振り返る
・決算内容は悪くなかったが、株価は期待通りには動かなかった
・含み損後は、長期保有とナンピン前提のポジションへ変わっていった

最初の取引は、決算発表日の信用買い

売買履歴上、村田製作所の最初の取引は2024年7月30日です。

この日に、村田製作所を信用買いで1,000株購入しました。
約定単価は3,498円。
金額にすると、約350万円です。

約定日 取引 株数 約定単価 約定金額 メモ
2024/7/30 信用買い 1,000株 3,498円 約349.8万円 決算跨ぎ狙い

当時の自分の感覚としては、1回あたりの投資額を300万円台にすることが多かったです。

これは、ある程度まとまった利益を狙うためでもありますが、もう一つ理由があります。
仮に下落しても、まだ何回かナンピンできる余地を残すためです。

最初から大きく入りすぎると、下がった時に動きにくくなります。
一方で、1回あたりを300万円台に抑えておけば、下落した時に追加で買い向かい、後の回復に備えることができます。

村田製作所も、この考え方の中で入った取引でした。

もちろん、約350万円の信用買いなので、下落した時の負担はそれなりにあります。
ただ、当時の自分の投資サイズとしては、極端に大きすぎるという感覚ではありませんでした。

この時点では、村田製作所という銘柄への安心感もありました。

日本を代表する電子部品メーカーであり、業績も良い。
決算内容が良ければ、株価も素直に買われるのではないか。

そう考えていました。

決算内容は悪くなかった

2024年7月30日に発表されたのは、村田製作所の2025年3月期第1四半期決算です。

数字だけ見ると、決算内容は悪くありませんでした。

項目 2025年3月期1Q 前年同期比
売上収益 4,217億円 +14.7%
営業利益 663億円 +32.5%
親会社所有者帰属利益 663億円 +32.5%

売上収益は前年同期比で14.7%増。
営業利益は32.5%増。

数字だけ見れば、好決算と言ってよい内容だったと思います。

事業環境そのものが大きく崩れていたわけではなく、業績面を見て買いたいと思った判断自体は、そこまでおかしかったとは思っていません。

ただし、通期予想は据え置きでした。

ここが、決算跨ぎで短期的な株価上昇を期待していた側からすると、物足りなかった部分かもしれません。

決算内容は悪くない。
でも、株価をさらに押し上げるほどのサプライズもない。

おそらく、当時の株価には、ある程度の期待がすでに織り込まれていたのだと思います。

問題は、決算ではなく買うタイミングだった

今回の失敗は、村田製作所の決算が悪かったからではありません。

むしろ、決算内容は悪くありませんでした。
業績の良さを見て入ったこと自体は、自分の中では納得できる部分もあります。

問題は、好決算を期待して、短期勝負のつもりで高値圏に近いところを信用買いしたことです。

決算が良ければ株価は上がる。
当時は、少し単純に考えていたのかもしれません。

しかし、株価は決算の良し悪しだけでは動きません。
期待が先に株価へ織り込まれていれば、好決算でも上がらないことは普通にあります。

村田製作所なら、決算で良い数字が出れば素直に買われるだろう。
当時はそう考えていました。

今見ると、かなり安易です。

優良株だから大丈夫。
好決算なら上がる。

そのような安心感が、3,498円で1,000株を信用買いする判断につながったのだと思います。

ただ、どれだけ良い会社でも、高いところで買えば含み損になります。
これは本当に当たり前の話ですが、実際にポジションを持つと、その当たり前を忘れがちです。

買った直後に、相場全体の急落に巻き込まれる

さらに悪かったのは、買った直後に日本株全体が急落したことです。

村田製作所だけが崩れたというより、相場全体が一気にリスクオフに傾きました。

決算跨ぎで短期的に利益を狙ったはずの取引が、気づけば含み損を抱えたポジションになっていました。

この時に感じたのは、やはり最初の入り方の難しさです。

1回あたり300万円台の投資額であれば、下落時にナンピンする余地は残ります。
実際、自分の投資スタイルとしても、含み損になった銘柄をすぐに売るのではなく、長期保有に切り替え、必要に応じて買い増すことが多いです。

ただし、それは資金余力があることが前提です。

下落局面では、他のポジションとの兼ね合いも出てきます。
村田製作所のような銘柄を買っていたとしても、高値圏で入ってしまうと、下落局面では普通に苦しくなります。

この取引は、まさにその典型でした。

短期の決算跨ぎから、長期保有前提のポジションへ

当初は、決算跨ぎで短期的な上昇を狙った取引でした。

しかし、買った直後に株価は期待通りには動かず、相場全体の急落も重なって、ポジションは含み損になりました。

私の場合、基本的に損切りはあまりしません。
保有してもよいと思える銘柄であれば、含み損になった時点で長期保有に切り替え、必要に応じてナンピンで平均単価を下げていくことが多いです。

村田製作所も、この時点で短期勝負の銘柄ではなくなりました。

業績面では保有を続けてもよいと思っていました。
そのため、いずれ戻る可能性を見ながら、長期保有と買い増しを前提に考えるポジションへ変わっていきました。

反省点
下がったら買い増すという方針は、自分の投資スタイルではあります。
しかし、最初の買値が高すぎたり、最初のポジションが大きすぎたりすると、その後のナンピン余力が削られます。

今回の村田製作所は、1回目の投資額としては自分の想定していた範囲内でした。
それでも、買った直後に大きく下がると、やはり心理的には楽ではありません。

反省点は、最初の入り方にある

今回の第1部で一番の反省点は、最初の入り方です。

村田製作所という銘柄を選んだこと自体は、悪くなかったと思っています。
決算内容も、結果として極端に悪かったわけではありません。

それでも、3,498円で1,000株を買った判断は、今振り返ると少し強気でした。

振り返ると、反省点は大きく3つあります。

決算跨ぎを甘く見た

好決算なら上がる。
そう単純に考えていた面がありました。

しかし、実際には、好決算でも株価が上がるとは限りません。
市場がもっと強い内容を期待していれば、決算が良くても売られることはあります。

優良株への安心感に引っ張られた

村田製作所という会社への信頼感が、買値への警戒を弱めていました。
業績が良い会社でも、期待が先に乗っていれば、株価は簡単には上がりません。

ナンピン前提なら、最初の入り方をもっと慎重にすべきだった

1回あたり300万円台という投資額は、自分の中ではナンピン余力を残すための金額でした。
それでも、決算跨ぎで入る以上、株価が思った方向に動かない可能性はあります。

含み損になった時に買い増す方針であれば、最初から決算跨ぎで強めに入る必要があったのか。

ここは、今振り返ると考える余地があります。

むしろ、自分の投資スタイルを考えると、決算前に期待で買うより、決算後に大きく下げたところを拾うほうが合っている場面もあります。

実際、この後の取引では、決算後に大きく下げた銘柄を買うことも増えていきます。

優良株でも、買い方を間違えると苦しい

第1部では、村田製作所を最初に買った場面を振り返りました。

決算内容は悪くなく、村田製作所という会社への見方も大きく間違っていたとは思っていません。
業績の良さを見て入った判断自体は、理解できます。

ただし、買ったタイミングとポジションの取り方は甘かったです。

優良株だから大丈夫。
好決算だから上がる。
今振り返ると、少し単純に考えていました。

この取引はその後、長期保有とナンピンで対応する流れに進みます。
大きく下がったところで買い増しを行い、その後は現引きで300株を保有する形になっていきます。

最終的には大きな利益につながる取引ですが、少なくともこの時点では、かなり苦しいスタートでした。

次回は、大きく下がった村田製作所を実際に買い増しし、現引きで300株を残すまでの流れを振り返ります。

投資に関するご注意

本記事は、筆者自身の投資経験や売買記録をもとにした個人的な振り返りであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。 株式投資には元本割れのリスクがあり、最終的な投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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