※2026年5月の取引を振り返るイメージ画像です。
2026年5月の取引を振り返ります。
この記事は、現在メインで使っている野村證券口座の2026年5月の取引履歴と、5月末時点の資産残高をもとにした振り返りです。
前回の4月取引記事では、4月は「3月に仕込んだ銘柄を利益に変えた月」であり、「5月決算に向けて次のポジションを作った月」だったと書きました。
今回は、その続きです。
4月に買い直した金融株や地銀株、さらに決算前に拾った銘柄が、5月の本決算を通じて本当に報われたのか。
結論から言うと、5月はかなりうまくいきました。
銀行株の決算跨ぎは、金利高による好決算期待、増配、自社株買い期待がうまくはまり、大きな利益確定につながりました。
ただし、5月を「うまくやった月」とだけ見るのは危険です。
ソフトバンクグループは、結果的にかなり良い買いタイミングでした。キオクシアも、メモリ相場に乗っかって買ったあと一度は下落しましたが、決算前のナンピンと決算後の回復がうまくかみ合いました。
つまり5月は、判断が良かった部分もありますが、かなり運が良かった月でもあります。
・4月に仕込んだ金融株・地銀株の決算跨ぎが5月に報われた
・信用返済売りで約1,574万円の利益確定になった
・一方で、取引回数が増え、信用取引で動かす金額も大きくなった
・結果は良かったが、相場環境や運に助けられた面も大きかった
5月の相場環境
2026年5月の日本株は、全体としては強い相場だったと思います。
AI・半導体関連、データセンター関連を中心にグロース株が買われる一方で、企業業績の堅調さや自社株買いなどの株主還元期待も、日本株全体を支える材料になっていました。
その中でも、自分が特に意識していたのは銀行株です。
銀行株については、金利高の影響で利ざや改善が期待されやすい環境でした。さらに、本決算のタイミングでは、増配や自社株買いなどの株主還元策が発表される可能性もあります。
そのため、5月は銀行株を中心に、ある程度意図的に決算跨ぎの建玉を持ちました。
なんとなく銀行株を買ったのではなく、金利高、好決算期待、増配、自社株買い。このあたりを意識して、本決算のタイミングに合わせてポジションを取った形です。
結果として、この判断はうまくいきました。
ただし、決算跨ぎは結果が出てから見ると簡単に見えるものです。実際には、決算内容が良くても材料出尽くしで売られることがあります。増配や自社株買いがあっても、市場の期待に届かなければ下落することもあります。
今回はうまくいきましたが、信用買いで決算を跨いでいる時点で、かなり攻めた取引だったと思います。
5月の取引全体
まず、5月の主な取引を大まかに整理すると、以下のようになります。
| 区分 | 件数 | 株数 | 損益・金額 | メモ |
|---|---|---|---|---|
| 信用返済売り | 243件 | 112,000株 | +15,747,424円 | 主に利確 |
| 現物売却 | 3件 | 800株 | -64,495円 | 損出し |
| 信用買い新規 | 194件 | 182,100株 | 損益未確定 | 決算跨ぎ・押し目買い |
| 信用現引 | 12件 | 3,900株 | 約1,088万円分 | 信用建玉を現物化 |
| 現物買付 | 1件 | 1,000株 | 約226万円 | 損出し後の買い直し |
| 配当金入金 | 3件 | - | 65,090円 | 配当収入 |
なお、現物売却と現物買付については、含み損の損出しとして同じ銘柄を買い直したもので、5月の取引のメインではありません。
5月の中心は、あくまで信用返済売りによる利益確定と、決算跨ぎを意識した信用買いです。
数字だけを見ると、5月はかなり良い月でした。信用返済売りで約1,574万円の利益。現物売却の損出しを差し引いても、売買損益は約1,568万円のプラスでした。
ただし、利益確定が大きかった一方で、新規の信用買いもかなり多くなっています。
5月は取引回数が多く、結果として信用取引で動かす金額も大きくなりました。細かく売買しているつもりでも、月間で見るとかなり大きな金額になっている銘柄もあります。
つまり、5月はポジションを減らした月ではありません。利益を確定しながら、同時に次のリスクも積み上げた月でした。
銀行株の決算跨ぎは成功した
5月の利益確定で目立ったのは銀行株です。
| 銘柄 | 取引 | 株数 | 損益 |
|---|---|---|---|
| 三井住友トラストG | 信用返済売り | 4,600株 | +2,097,464円 |
| みずほFG | 信用返済売り | 3,000株 | +1,089,138円 |
| 三菱UFJ FG | 信用返済売り | 3,000株 | +888,630円 |
| いよぎんHD | 信用返済売り | 3,900株 | +588,119円 |
| 筑波銀行 | 信用返済売り | 10,000株 | +450,590円 |
| 千葉銀行 | 信用返済売り | 2,000株 | +396,581円 |
銀行株は、金利高の影響で好決算が出やすいと考えていました。さらに、本決算では増配や自社株買いなどの株主還元が出る可能性もあると見ていました。
そのため、いくつかの銀行株で決算跨ぎを実施しました。
結果としては、かなりうまくいきました。銀行株の決算跨ぎが5月の利益に大きく貢献したのは間違いありません。
ただし、これは「決算跨ぎをすれば勝てる」という話ではありません。
今回は金利高、好決算期待、株主還元期待がうまくかみ合いました。しかし、同じことを次にやっても勝てるとは限りません。
特に信用買いで決算を跨ぐ場合、想定と逆に動いた時のダメージは現物よりも大きくなります。
5月の銀行株取引は成功でした。ただ、相場環境が味方してくれた面も大きかったと思います。
銀行株以外も利益に貢献した
5月は銀行株以外でも、ソフトバンクグループとキオクシアが利益に貢献しました。
ソフトバンクグループは、結果的にかなり良いタイミングで買えていました。5月はソフトバンクグループだけで約432万円の利益確定となり、月間利益に大きく貢献しています。
ただ、これは狙い切ったというより、たまたま絶好の買いタイミングになった面も大きいです。値動きの大きい銘柄なので、逆に動いていれば結果はまったく違っていたと思います。
キオクシアについても、正直に言えばメモリ相場に乗っかって買った面がありました。買った直後は下落しましたが、決算前にナンピンしたことが結果的に功を奏し、決算後の回復で大きな含み益につながりました。
ただし、これも自分の判断を過大評価しない方がよいと思っています。結果だけ見ればうまくいっていますが、かなり相場と決算に助けられた取引でした。
なお、オリエンタルランドについては含み損が残っていますが、現時点では長期で回復すればよいと考えて静観しています。5月記事の主題ではないため、ここでは深く触れません。
現引きで主力株を増やした
5月は、信用取引で利益確定するだけでなく、一部の建玉を現引きして現物化しています。
| 銘柄 | 現引き株数 | 金額の目安 |
|---|---|---|
| 三井住友FG | 1,000株 | 約500万円 |
| 三菱UFJ FG | 1,000株 | 約275万円 |
| DMG森精機 | 800株 | 約192万円 |
| 三社電機製作所 | 1,000株 | 約88万円 |
| いよぎんHD | 100株 | 約30万円 |
合計では、約1,088万円分の現引きです。
信用取引で利益を出し、その一部を使って現物株を増やしていく。これは自分の投資スタイルとしては自然な流れです。
信用建玉を現引きすることで、強制決済や金利負担のリスクは下がります。この点では、現引きは悪い判断ではありません。
ただし、現引きすればすべて解決するわけではありません。
現物株として残す以上、その銘柄の価格変動リスクは残ります。特に三井住友FGと三菱UFJは、もともと保有額がかなり大きい銘柄です。
そこにさらに現引きで追加しているため、銀行株への集中度はさらに高くなっています。
5月末の資産残高
2026年5月29日時点の資産残高は、以下のようになっていました。
| 区分 | 金額 |
|---|---|
| お預り金等 | 約123万円 |
| 国内株式等 | 約5億2,077万円 |
| 合計 | 約5億2,200万円 |
| 信用取引 | 約-1,500万円 |
国内株式等は5億円を超えています。
ただし、信用取引には約1,500万円の評価損が残っています。ここが重要です。
5月は大きく利益確定できました。しかし、月末時点では信用建玉に評価損が残っています。
つまり、利益を確定した一方で、新しいリスクも持ち越しているということです。
現物株の規模が大きいため、すぐに危険な状態というわけではありません。ただし、5月は取引回数が多く、信用取引で動かす金額も大きくなっています。
相場が逆に動けば、5月に確定した利益を削ってしまう可能性もあります。
辛口で見た5月の反省点
5月は結果だけ見れば成功でしたが、信用買いで決算を跨いだこと、取引回数と金額が増えたこと、利益確定後もリスクを落とし切れていないことは、冷静に見ておく必要があります。
5月の取引は、結果だけ見れば成功です。
約1,568万円の売買益。銀行株の決算跨ぎも成功。ソフトバンクグループでも大きく利益確定。キオクシアも決算前ナンピンがうまくいきました。一部は現引きして現物株も増やしました。
ただし、辛口で見ると、手放しで喜べる内容ではありません。
一つ目の反省点は、決算跨ぎを信用買いで行ったことです。
銀行株については、金利高、好決算、増配、自社株買いへの期待という根拠はありました。ただ、それでも決算跨ぎは決算跨ぎです。
期待通りの内容でも売られることがあります。市場期待に届かなければ、大きく下がることもあります。
今回は勝てました。しかし、勝てたことで決算跨ぎへの警戒感が弱まると、次に大きく負ける可能性があります。
二つ目の反省点は、信用取引で動かす金額が大きくなっていることです。
1回ごとの売買では、そこまで極端に大きな建玉ではなかったと思います。しかし、取引回数が増えたことで、月間合計ではかなり大きな金額になっています。
細かく買っているつもりでも、集計すると大きい。ここが信用取引の怖いところです。
三つ目の反省点は、利益確定後にリスクを落とし切れていないことです。
5月は大きく利確しました。しかし、その後も新規の信用買いをかなり入れています。
これでは、利益確定でリスクを下げたというより、利益を元手に次のリスクを取りに行った形に近いです。
四つ目の反省点は、運が良かったことを忘れないことです。
銀行株は相場環境に助けられました。ソフトバンクグループは、たまたま絶好の買いタイミングでした。キオクシアは、メモリ相場と決算に助けられました。
5月は、判断が良かった部分もあります。しかし、それ以上に運が良かった面もかなりあります。
ここを勘違いすると、次に同じような規模で信用取引をした時に、大きく失敗する可能性があります。
まとめ
2026年5月は、売買損益だけを見ればかなり良い月でした。
4月に作った決算跨ぎのポジションは報われました。銀行株の本決算を意識した決算跨ぎはうまくいき、ソフトバンクグループやキオクシアも利益に貢献しました。
ただし、5月の取引を「自分の判断がすべて正しかった」と見るのは危険です。
銀行株は、金利高、好決算期待、増配、自社株買い期待が追い風になりました。キオクシアは、メモリ相場と決算に助けられました。ソフトバンクグループも、結果的には絶好の買いタイミングでしたが、かなり運の要素もありました。
つまり、5月はうまくいった月であると同時に、かなり運が良かった月でもあります。
一方で、取引回数は多くなり、信用取引で動かす金額も大きくなっています。1回ごとの売買ではそこまで大きな建玉ではなかったとしても、月間で見るとかなり大きな金額を動かしていました。
5月末時点では、国内株式等は約5.2億円まで増えている一方、信用取引には約1,500万円の評価損も残っています。利益確定の裏で、次のリスクを持ち越していることは忘れてはいけません。
5月の教訓は、決算跨ぎで勝てたことではありません。勝てた時ほど、次に同じ規模で負けた場合のダメージを考える必要がある、ということです。
今回はうまくいきました。でも、かなり運も良かった。
このくらい冷めた見方をしておかないと、次に同じような取引規模で失敗した時に、大きなダメージを受ける可能性があります。
利益が大きい月ほど、油断しやすい。5月の取引は、そのことを改めて意識するきっかけになりました。
投資に関するご注意
本記事は、筆者自身の投資経験や売買記録をもとにした個人的な振り返りであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。 株式投資には元本割れのリスクがあり、最終的な投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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