2026年5月28日木曜日

【月次取引記録】2026年4月の売買振り返り|銀行株を利確し、決算跨ぎに向けて買い直した月

2026年4月の取引を振り返ります。

今年に入ってからは、比較的うまくいっている月が多いです。
その中でも4月は、かなり納得感のある取引ができた月だったと思います。

理由は、単に利益が出たからではありません。

3月に仕込んでいた銀行株を、4月の上昇局面でしっかり利確できたこと。
その利益を主な原資にして、TDKやDMG森精機など、以前の決算暴落時に拾っていた建玉を現引きできたこと。
さらに、5月の決算跨ぎに向けて、金融株や地銀株、大きく下落した銘柄を買い直せたこと。
この3つができた点で、4月はかなり上手く立ち回れた月だったと思います。

4月の確定利益と現引き

まず、4月の結果をまとめておきます。

4月の信用取引の売決済を集計すると、確定利益は5,354,096円でした。

※信用取引の売決済損益を集計しています。現引、配当金、MRFの収益分配などは除外しています。

4月の利確・損切り銘柄一覧

銘柄 決済株数 確定損益 コメント
三井住友フィナンシャルグループ4,000株+1,633,590円3月仕込み分を上昇局面で利確
ベイカレント2,000株+1,099,925円反発局面で利確
三井住友トラストグループ3,000株+466,863円金融株上昇を使って利確
Sansan10,000株+437,746円短期反発を利確
TDK4,000株+429,777円一部利確し、別建玉は現引き
INPEX5,000株+377,203円短期回転
ソフトバンクグループ1,600株+249,707円詳細は別記事で振り返り済み
ふくおかFG800株+236,883円地銀系の上昇を利確
ラクス5,000株+127,390円反発局面で利確
野村マイクロ・サイエンス1,000株+113,205円短期反発を利確
オリンパス4,000株+85,110円反発局面で整理
MonotaRO3,000株+56,264円短期反発を利確
MIRAINIホールディングス3,000株+40,433円小幅利確
合計 +5,354,096円

4月の利益の柱は、銀行株でした。

特に三井住友FGの利確が大きく、三井住友トラストグループ、ふくおかFGも含めると、金融株の上昇をうまく利益に変えられた月だったと思います。

なお、ソフトバンクグループについては、すでに別記事で詳しく振り返っています。4月の決済では銘柄単位ではプラスになりましたが、中身としては高値で買った建玉の損失を、安く買い直した建玉の利益で吸収した形でした。そのため、今回の記事では詳細には触れず、4月の確定利益の一部として整理しています。

4月に現引きした銘柄

銘柄 現引き株数 平均単価 概算金額 意図
TDK1,000株1,987.5円1,993,940円決算暴落時に拾った建玉を現物化
三井住友トラストグループ400株4,891円1,959,261円金融株の一部を現物化
DMG森精機500株約2,402.3円1,210,075円決算暴落時に拾った建玉を現物化
合計 1,900株 5,163,276円

4月は、信用建玉の一部を現引きしています。

現引きとは、信用買いで建てたポジションを、現金を使って現物株に移す取引です。信用取引のまま持ち続けると、金利や維持率の管理が必要になりますが、現物株にすれば長期で保有しやすくなります。

今回の現引きで特に意識していたのは、以前の決算時に大きく下落したところで買っていた銘柄を、現物株として残すことでした。

TDKやDMG森精機は、決算発表後に大きく売られたタイミングで拾っていた建玉です。短期の反発を狙って買った部分もありますが、値ごろ感のある水準で買えていたため、すべてを売却するのではなく、一部を現物化して保有を続ける判断をしました。

ここで大きかったのが、4月に確定した利益です。

今回の現引きは、別に現金を大きく追加して無理に行ったというより、4月に利確できた利益を主な原資として、信用建玉を現物株に移した意味合いが強いです。

つまり、4月の利益は「使ってしまった利益」ではなく、持ち続けたい株を現物化するための原資になりました。4月の現引きは単なる資金移動ではなく、短期で利益を取りに行く信用建玉と、中長期で残したい現物株を分ける作業でした。

4月の相場環境

4月の日本株は、大きく反発した月でした。

日経平均株価は前月末比8,221円20銭高、上昇率16.09%となり、2カ月ぶりに上昇しました。月間の上げ幅は過去最大でした。中東情勢への警戒感後退に加えて、AI関連銘柄への資金流入も相場を押し上げました。日経半導体株指数も月間で36.17%上昇し、過去最大の上昇率を記録しています。

ただ、自分の4月の取引は、単純に「上昇相場に乗った」というものではありません。大きな流れで見ると、4月は、3月に仕込んだ銀行株を、4月の上昇局面で利確した月であり、同時に、5月の決算跨ぎに向けて、新たにポジションを作った月でした。

4月の取引全体像

区分 内容
利確3月に仕込んだ銀行株を、上昇したタイミングで売却
整理高値掴みしたポジションの一部を処理
新規買い5月決算を意識して、金融株・地銀株・大きく下落した銘柄を購入
現引き利確した利益を主な原資に、持ち続けたい信用建玉を一部現物化

4月は、かなり売買の多い月でした。

上がったものを売って終わりではありません。その利益を使って、持ち続けたい建玉を現引きし、さらに次の決算跨ぎに向けた買いも進めています。

特に大きかったのは銀行株です。3月の段階で、金利上昇メリットや決算期待、増配期待を意識して銀行株を仕込んでいました。4月に相場が反発し、銀行株も上昇したため、そこでいったん利益を確定しました。

3月に仕込んだ銀行株を、4月の上昇で利確

今回の利確で一番大きかったのは、銀行株です。

3月の時点では、銀行株にはまだ上値余地があると考えていました。

理由は、金利上昇メリットです。銀行株は、金利が上がる局面では利ざや改善への期待が出やすく、決算や増配への期待も高まりやすいです。

そのため、3月に銀行株を仕込んでいました。

そして4月に相場全体が急反発しました。日経平均は月間で大きく上昇し、AI関連・半導体関連が相場を引っ張りました。こうした地合いの改善もあり、銀行株も上昇しました。

ここで欲張って持ち続けるのではなく、いったん利益を確定しました。

信用取引では、含み益を見ているだけでは利益になりません。上がったところで売って、初めて利益になります。

今回は、3月に仕込んだ銀行株を4月の上昇局面で現実の利益に変えられた点は、良かったと思います。

そして、この利確は単なる利益確定で終わりませんでした。確定した利益を主な原資にして、TDKやDMG森精機など、以前の決算暴落時に拾っていた建玉を現引きできました。これにより、信用ポジションの一部を現物株に移し、今後も保有しやすい形に整理できたことも、4月の大きな成果だったと思います。

4月の新規買い

4月は利確だけでなく、新規買いもかなり多い月でした。

ただし、これは単に「上がりそうだから買った」というより、決算跨ぎをかなり意識した買いでした。

4月後半から5月にかけては、3月期企業の本決算発表が本格化します。

自分としては、金融系、とくにメガバンクだけでなく、地銀系にも注目していました。

理由は、金利上昇局面の恩恵を受けやすく、決算内容も比較的良さそうに見えたこと。さらに、業績が堅調であれば、増配や株主還元の強化も期待できると考えたためです。

4月の新規買い一覧

銘柄 新規買い株数 平均買付単価 概算買付額 買いの意図
INPEX5,000株4,075.7円20,378,700円下落後の反発狙い
三菱UFJフィナンシャル・グループ4,000株2,764.5円11,058,000円決算跨ぎ・増配期待
三井住友トラストグループ2,000株5,201.2円10,402,400円決算跨ぎ・金融株買い
野村ホールディングス8,000株1,297.1円10,376,500円金融株・押し目買い
サイゼリヤ1,600株5,545.0円8,872,000円大幅下落後の反発狙い
Sansan6,000株1,302.8円7,816,700円下落後の買い直し
オリエンタルランド3,000株2,383.4円7,150,250円大幅下落後のナンピン
NTT40,000株152.2円6,086,000円下落後の高配当・反発狙い
筑波銀行10,000株595.0円5,950,000円地銀決算・増配期待
三井住友フィナンシャルグループ1,000株5,303.0円5,303,000円決算跨ぎ・増配期待
ふくおかFG800株6,279.5円5,023,600円地銀決算・増配期待
栃木銀行5,000株959.7円4,798,600円地銀決算・増配期待
トヨタ自動車1,500株3,075.0円4,612,500円下落後の反発狙い
いよぎんHD1,500株3,008.6円4,512,900円地銀決算・増配期待
ちゅうぎんFG1,500株2,898.6円4,347,950円地銀決算・増配期待
千葉銀行2,000株2,026.4円4,052,800円地銀決算・増配期待
キヤノン1,000株4,048.0円4,048,000円下落後の反発狙い
スズキ2,000株1,744.5円3,489,000円大幅下落後の反発狙い
富士通1,000株3,188.0円3,188,000円押し目買い
野村マイクロ・サイエンス1,000株3,175.0円3,175,000円下落後の反発狙い
ミンカブ7,300株429.5円3,135,600円大幅下落後の反発狙い
共立メンテナンス1,000株2,550.3円2,550,250円押し目買い
本田技研工業2,000株1,263.5円2,527,000円大幅下落後の反発狙い
サイボウズ1,000株2,182.4円2,182,400円押し目買い

4月の新規買いは、大きく分けると二つです。

一つは、決算跨ぎを意識した金融株買いです。メガバンクだけでなく、地銀系にも広げて買っています。金利上昇局面では、銀行の収益環境が改善しやすく、決算内容や増配への期待が持ちやすいと考えました。

もう一つは、大きく下落した銘柄の押し目買いです。オリエンタルランド、サイゼリヤ、自動車株、NTT、INPEX、Sansan、ミンカブなどは、直近で大きく下げていた銘柄を中心に拾っています。強い銘柄を高値で追いかけるというより、売られた銘柄の反発を狙う買いでした。

金融株・地銀株を買った理由

4月に銀行株を利確したからといって、銀行株への見方が弱気になったわけではありません。

むしろ、5月の決算を考えると、まだチャンスはあると見ていました。

そのため、3月に仕込んだ銀行株を4月にいったん利確したあと、改めて金融株を買い直しています。今回は、メガバンクだけでなく、地銀系にも広げました。

地銀はメガバンクほど派手ではありませんが、金利上昇局面では見直されやすい業種です。加えて、決算が良ければ増配や株主還元強化への期待も出やすいと考えました。

もちろん、決算跨ぎなのでリスクはあります。期待で買われて、決算後に材料出尽くしで売られることもありますし、増配を期待して買ったのに、期待ほどではなかった場合には下落する可能性もあります。それでも、4月時点では、下落していた金融株や地銀株にはリスクを取る価値があると判断しました。

大きく下落した銘柄も拾った

金融株以外では、大きく下落した銘柄を中心に買いました。

オリエンタルランド、サイゼリヤ、自動車株、NTT、ミンカブなどです。

いずれも、買った時点で安心して持てる銘柄というより、かなり売られていた銘柄です。下落には当然理由がありますが、4月は相場全体が急反発していたため、売られすぎた銘柄にも資金が戻る可能性があると考えました。

特に決算前は、悪材料をある程度織り込んだ銘柄が、決算をきっかけに見直されることもあります。そのため、金融株の決算跨ぎとは別に、下落銘柄の反発狙いも入れた形です。

4月の反省点

4月は、数字だけ見ればかなり良い月でした。

3月に仕込んだ銀行株を、4月の上昇局面で利確できたこと。さらに、その利益を主な原資にして、TDKやDMG森精機などを現引きできたこと。この点は、かなりうまくいったと思います。

一方で、利確したあとに新規買いも増えました。利益が出ると、次の買いに気持ちが向かいやすくなります。4月はまさにその形で、金融株・地銀株の決算跨ぎに加えて、大きく下落した銘柄も拾いました。

ただ、ポジションが増えるということは、次のリスクも増えるということです。決算跨ぎは、期待とリスクがセットです。増配期待で買っても、決算が期待外れなら下がりますし、好決算でも、事前に期待されすぎていれば売られることもあります。4月はうまく立ち回れた月でしたが、5月以降は、この買い直したポジションの結果をしっかり確認する必要があります。

まとめ

2026年4月は、かなり手応えのある月でした。

確定利益は、5,354,096円

3月に仕込んだ銀行株を上昇局面で利確し、その利益を主な原資にして、TDK、三井住友トラスト、DMG森精機を現引きしました。

つまり4月は、

  • 3月の仕込みを利益に変えた月
  • 利確した利益を、現引きの原資として活用できた月
  • 5月決算に向けて、次のポジションを作った月

今年はここまで好調な月が多いですが、その中でも4月は、利確・現引き・新規買いのバランスがかなり良かったと思います。

利確するものは利確する。
残すものは現引きして残す。
次に狙うものは決算前に仕込む。

この整理ができたという意味では、4月は今年の中でもかなり納得感のある月でした。5月は、この4月に買い直した金融株や下落銘柄が、決算発表を通じて本当に報われるのかを確認する月になります。

投資に関するご注意

本記事は、筆者自身の投資経験や売買記録をもとにした個人的な振り返りであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。 株式投資には元本割れのリスクがあり、最終的な投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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