・メガバンク株は、もともと配当目的で保有していた
・ゼロ金利解除と利上げにより、銀行株の収益改善と増配期待が高まった
・2025年末時点では、メガバンク3銘柄が日本株資産の中心になった
・ただし、最初からここまでの株価上昇を読んでいたわけではない
・大きくなった現物資産は、その後の信用取引や現引きの土台にもなっていく
第3部では、米国株で作った資金を日本株へ戻し、三井住友FGとMUFGを大きく買い増した流れを振り返りました。
今回は、その後のメガバンク株が、どう日本株資産の中心になっていったのかを整理します。
もともとメガバンク株は、株価の大幅上昇を狙って保有していたというより、配当金を目的に持っていた銘柄でした。
振り返ると、自分はメガバンク株を成長株として買っていたわけではありません。
配当金を目的に集中保有していた銘柄が、金利環境の変化によって想定以上に評価された、というのが実感です。
高配当で、長期保有しやすい。
大手銀行で一定の安定感もある。
そう考えて保有していた銘柄が、ゼロ金利解除と利上げによって大きく見直されることになりました。
ただ、ここまで株価が伸びるとは、当時は考えていませんでした。
2021年末時点で、メガバンク中心の保有はできていた
2021年末時点で、メガバンクはすでに日本株ポートフォリオの中心になっていました。
主な保有は以下です。
| 銘柄 | 2021年12月保有株数 | 評価額 |
|---|---|---|
| MUFG | 23,000株 | 約1,437万円 |
| 三井住友FG | 8,100株 | 約3,194万円 |
| みずほFG | 1,800株 | 約263万円 |
この時点で、コロナショック後に買い増したメガバンク株は、日本株資産の中でかなり大きな位置を占めていました。
ただし、この段階では、まだその後の大きな株価上昇まで見込んでいたわけではありません。
自分の感覚としては、配当を受け取りながら長く持つ銘柄という位置づけでした。
当初の目的は配当金だった
自分にとってメガバンク株は、もともと株価上昇を狙う銘柄というより、配当金を受け取りながら保有する銘柄でした。
特に三井住友FGやMUFGは、配当利回りの面で魅力があり、長期で持ちやすいと考えていました。
リーマンショック前後から銀行株を保有していたこともあり、メガバンク株には以前から馴染みがありました。
一方で、銀行株は長く低迷していた銘柄でもあります。
リーマンショック後は株価が大きく下がり、配当目的で入ったものの、含み損が出て持ち続けるしかなかった時期もありました。
その後、みずほFGから三井住友FGへ主力を移し、2020年から2021年にかけて米国株資金を使って三井住友FGとMUFGを大きく買い増しました。
この時点での考え方も、基本は配当重視でした。
大きく株価が上がることを期待していたというより、安くなったメガバンク株を買い増し、配当を受け取りながら保有する感覚が強かったです。
ゼロ金利解除と利上げで銀行の収益環境が変わった
その後、銀行株を取り巻く環境は大きく変わりました。
長く続いた低金利環境では、銀行株は高配当ではあるものの、株価の上昇余地は限られるように見られがちでした。
銀行は安定している。
配当はある。
ただし、大きく成長するイメージは持たれにくい。
自分自身も、当時はそれに近い見方をしていました。
しかし、ゼロ金利解除と利上げによって、銀行の収益環境は変わっていきました。
金利のある環境に戻ることで、銀行の利ざや改善が意識されるようになりました。
それにより、メガバンクは単なる高配当株ではなく、収益改善が期待できる銘柄として見直されるようになりました。
銀行株にとって大きかったのは、金利上昇そのものよりも、それが収益改善と増配期待につながったことだと思います。
利ざや改善で利益が増えれば、配当を増やす余地も広がります。
自分はもともと配当目的で保有していたため、増配期待が高まったことは、保有を続ける理由をさらに強くしました。
ここは、自分が最初から正確に読んでいたわけではありません。
配当目的で保有していたメガバンク株に、結果として金利環境の変化が大きく効いたというのが実感です。
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| ※2020年初を100として、日経平均・MUFG・三井住友FGの株価推移を比較するイメージです。 |
※2020年初を100として、日経平均・MUFG・三井住友FGの株価推移を比較するイメージです。
2020年を起点にすると、日経平均も大きく上昇しています。
ただ、MUFGや三井住友FGは、ゼロ金利解除や利上げが意識される局面から、日経平均以上に強い動きになっています。
自分の日本株資産が大きく伸びたのは、日本株全体の上昇だけでなく、メガバンク株に集中していた影響も大きかったと思います。
この比較を入れることで、メガバンク株の上昇が単なる日本株全体の上昇だけではなく、銀行株固有の見直しも大きかったことが分かりやすくなります。
収益改善が増配につながり、株価評価も変わった
銀行株の見直しで大きかったのは、単に金利が上がったことだけではありません。
金利上昇によって収益改善が期待される。
収益が増えることで、増配余地が広がる。
増配によって、配当株としての魅力がさらに高まる。
この流れが、メガバンク株の評価を押し上げた要因だったと思います。
自分はもともと配当目的でメガバンク株を保有していました。
そのため、増配期待が高まったことは、保有を続ける理由にもなりました。
以前の銀行株は、配当はあるものの株価の重さが目立つ銘柄でした。
しかし、金利環境が変わり、収益改善と増配期待が見えてくると、見られ方も変わっていきました。
配当目的で持っていた銘柄が、結果的に株価上昇でも資産形成に大きく貢献する形になりました。
2025年末時点で、メガバンクが日本株資産の中心になった
2025年末時点では、メガバンク3銘柄が日本株資産の中心になっていました。
| 銘柄 | 2025年12月保有株数 | 評価額 | 位置づけ |
|---|---|---|---|
| MUFG | 35,000株 | 約8,725万円 | 日本株資産の大きな柱 |
| 三井住友FG | 39,900株 | 約2億113万円 | 最大の保有銘柄 |
| みずほFG | 2,090株 | 約1,191万円 | 補足的な保有 |
| 合計 | - | 約3億30万円 | メガバンク3銘柄合計 |
2025年12月時点の国内株式等は約3.8億円でした。
その中で、メガバンク3銘柄だけで約3億円規模になっています。
この数字を見ると、メガバンク株が自分の日本株資産の中心になったことは明らかです。
ここまでメガバンクに偏っていること自体は、分散投資という意味ではかなり偏った状態です。
ただ、当時の自分は、メガバンクを危険な集中投資というより、配当を受け取りながら保有する主力株として見ていました。
これは最初からここまでの株価上昇を狙っていたというより、配当目的で保有していた銘柄に、金利環境の変化が大きく追い風になった結果でした。
想定以上に伸びたことは整理しておきたい
メガバンクを配当目的で保有し続けたことは、結果的には大きくプラスに働きました。
ただ、ここまで株価が伸びるとは思っていませんでした。
金利環境の変化、収益改善、増配期待、株主還元の強化。
こうした流れが重なったことで、メガバンク株の評価は大きく変わりました。
もちろん、コロナショック後にメガバンクを買い増した判断は、自分の資産形成にとって大きな意味がありました。
ただし、それをすべて自分の判断が正しかったからと考えるのは違うと思っています。
配当目的で保有していた銘柄に、金利環境の変化という大きな追い風が来た。
この見方の方が、実感に近いです。
大きくなった現物資産が、現在の運用の土台になった
メガバンク株を中心に現物資産が大きくなったことで、その後の日本株運用も変わっていきました。
現物株の評価額が大きくなると、それが信用取引の担保にもなります。
2024年・2025年には、現物株を担保にした信用取引や短期売買も増えていきます。
利益を確定し、その資金を使って現引きする流れも出てきました。
現物資産が大きくなることは安心材料である一方、信用取引でより大きなポジションを取れる土台にもなります。
資産が増えたからリスクが消えるわけではなく、むしろ次のリスクを取りやすくなる面もあります。
ただし、この話まで第4部に入れると、記事の焦点がぼやけます。
この大きくなった現物資産は、その後の信用取引や現引きの土台にもなっていきます。
信用取引・短期売買・現引きの話は、次回に回します。
まとめ
メガバンク株は、もともと配当金を目的に保有していた銘柄でした。
2021年末時点で、メガバンク中心の日本株ポートフォリオはすでに形になっていました。
ただ、この時点で、ここまで株価が伸びるとは考えていませんでした。
その後、ゼロ金利解除と利上げによって銀行の収益環境が変わり、収益改善と増配期待がメガバンク株の評価につながっていきました。
結果として、2025年末時点では、メガバンク3銘柄が日本株資産の中心になっています。
これは、自分の判断だけでなく、金利環境の変化に大きく助けられた面もあります。
次回は、この大きくなった現物資産を土台にして、信用取引、利確、現引きの運用がどう広がっていったのかを振り返ります。
投資に関するご注意
本記事は、筆者自身の投資経験や売買記録をもとにした個人的な振り返りであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。 株式投資には元本割れのリスクがあり、最終的な投資判断はご自身の責任でお願いいたします。


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