2026年5月10日日曜日

【実録】ソフトバンクグループで学んだトレードの現実②|高値圏だとわかっていたのに、AI相場に乗りたくなった話

【実録】ソフトバンクグループで学んだトレードの現実②|高値圏だとわかっていたのに、AI相場に乗りたくなった話

前回の記事では、2025年3月のソフトバンクグループ取引を振り返りました。

3月は、下落局面でソフトバンクグループを買い、反発したところで売却しました。

結果は、数日で約8万円の利益。

短期売買としては、悪くない取引だったと思います。

ただ、その後の株価は大きく上昇しました。

自分はすでに売っていたので、その上昇は取れていません。

「あの時、持っていればよかった」

この感情は、思っていた以上に残りました。

今回は、その取り逃がし感を抱えたまま、2025年10月に再びソフトバンクグループへ入った時の記録です。

結論から言えば、かなり反省の多い買いでした。

高値圏だとはわかっていた。
危ないとも思っていた。
それでも、上がっていく株価を見て買ってしまった。

株を30年やっていても、こういうことは普通にあります。

3月に売った後、株価はどんどん上がっていった

3月の取引では、ソフトバンクグループを7,900円台で買い、8,133円で売りました。

この時点では、ソフトバンクグループを長く持つ銘柄だとはあまり思っていませんでした。

値動きが大きい。
材料も派手。
夢もある。

ただ、そのぶん不安定でもある。

そう考えていたので、下落を拾って反発で売る。
それで十分だと思っていました。

ところが、その後の株価は予想以上に強く、どんどん上がっていきました。

一度安いところで買っていた銘柄が、売った後に大きく上昇していくのを見るのは、かなり複雑です。

損をしたわけではありません。
むしろ利益は出ています。

「あの時、持っていれば」
「売るのが早すぎた」
「もっと取れたはずだった」

そういう感情が残ります。

この取り逃がし感が、次の判断に影響したのだと思います。

2025年10月、再びソフトバンクグループを買う

そして2025年10月31日、再びソフトバンクグループを信用買いしました。

数量は200株。
買値は27,065円です。

3月に買った時は7,900円台でした。
それが10月には27,000円台です。

普通に考えれば、かなり上がっています。

自分でも高いとは思っていました。

これはもう高値圏だ。
ここから入るのは危ない。
さすがに上がりすぎではないか。

そういう感覚は、はっきりありました。

ただ、実際に上がっていく株価を見ていると、感覚が少しずつ変わってきます。

高いけれど、まだ上がるのではないか。
ここから入っても、少しは利益を取れるのではないか。

そう思ってしまいました。

しかも、ソフトバンクグループにはAI、Arm、孫正義さん、巨大な投資構想といった、夢を見やすい材料があります。

普通の大型株とは少し違う熱気がありました。

3月に売ってしまった後悔もあり、

「今度こそ少しは乗りたい」
「ここからでも少し取れるのではないか」

という気持ちが出ていたのだと思います。

3月の短期利確から、10月の高値再エントリーまでの流れ

高いとは思っていた。でも、短期なら取れると思った

正直に書くと、長く持つつもりはありませんでした。

高値圏であることはわかっていました。
ここから長期で入るのは危ないとも思っていました。

ただ、この時は、

「まだ少し上がるのではないか」

と考えていました。

少し利益を取って、すぐ利確する。
そのつもりで入りました。

つまり、AI相場に本気で長期投資するというより、強い流れに短期で乗って、利益だけ取って逃げようとした、というのが実際のところです。

しかし、こういう入り方が一番危ないのかもしれません。

高いと思っている。
危ないとも思っている。
それでも、「少しだけなら取れる」と思って入る。

振り返ると、かなり都合のいい考え方でした。

※注

ソフトバンクグループは、2026年1月1日付で1株を4株に分割しています。
そのため、2025年10月31日の買値27,065円は、分割後換算では約6,766円です。

分割後ベースで見ても、自分が入った場所はかなり高いところでした。

高いとわかっていた。
危ないとわかっていた。
それでも買った。

その事実は変わりません。

高値掴みを強調したソフトバンクグループの売買ポイント

結果的に、そこがほぼ天井だった

そして結果的に、自分が買ったところはほぼ天井でした。

買う前から、高値圏だという感覚はありました。

「ここから入るのは危ない」

そう思っていたのに、上がっていく株価を見ているうちに、

「まだ少し取れるのではないか」

と考えてしまった。

この判断が甘かったと思います。

株を30年やっていても、天井でつかむ時はつかみます。

30年やってこれです。
相場は本当に甘くありません。

高値掴みの怖さは知っている。
上がっている株を追いかける危険も知っている。
信用取引で入る怖さも知っている。

それでも、

「利益が出たらすぐ逃げればいい」

と思ってしまう。

その場所が、結果的に一番危ないところだったわけです。

勝った記憶と、取り逃がした後悔が判断を狂わせる

今回の高値掴みには、2つの感情があったと思います。

1つは、3月に短期売買で勝った記憶です。

下落を拾って、反発で売る。
数日で約8万円の利益。

この記憶があったので、ソフトバンクグループに対して、

「前も取れた」

という感覚がありました。

もう1つは、その後の大上昇を取れなかった後悔です。

「あの時、持っていれば」

という感情が残っていました。

一度勝った銘柄は入りやすい。
取り逃がした銘柄は、もう一度入りたくなる。

この2つが重なると、かなり危ない。

今回の自分は、まさにその状態でした。

勝った記憶があるから、もう一度入りやすい。
取り逃がした後悔があるから、今度は乗り遅れたくない。

その結果、高値圏だとわかっていても買ってしまう。

これは今回の取引で強く感じたことです。

まとめ

2025年10月31日、私はソフトバンクグループを27,065円で200株、信用買いしました。

高いとは思っていました。
危ないとも思っていました。
長く持つつもりもありませんでした。

少し利益を取って、すぐ利確するつもりで入った。

それでも、結果的にはそこがほぼ天井でした。

今回の取引で改めて思ったのは、相場で怖いのは負けた記憶だけではないということです。

勝った記憶も怖い。
取り逃がした後悔も怖い。

それらが重なると、判断は簡単に鈍ります。

株を30年やっていても、高値掴みはします。

むしろ、経験があるからこそ、

「少し取って逃げればいい」

と都合よく考えてしまうのかもしれません。

今回の買いは、その典型でした。

次回は、この高値掴みの後、株価が下がっていく中で、ナンピンのタイミングをずっと考えていた話を書きます。

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